2018年10月2日火曜日

20181001 池袋演芸場10月上席

昼の部
前座 柳家寿伴…金明竹
林家つる子…やかん
桂三木助…猿後家
昭和こいる…漫談
川柳川柳…(テレビ、力道山の話)
林家源平…猫と金魚
ホームラン…漫才
柳家一九…置泥
柳家小袁治…長短
林家二楽…紙きり
古今亭志ん輔…豊竹屋
仲入り
蜃気楼龍玉…親子酒
八光亭春輔…一眼国 + かっぽれ
伊藤夢葉…奇術
柳家小満ん…明烏
夜の部(途中まで)
前座 古今亭まめ菊…道灌
桃月庵こはく…壺算
古今亭菊太郎…たいこ腹
すず風にゃん子・金魚…漫才
林家正蔵…夢八
柳家甚語楼…犬の目

 初めての池袋演芸場。場所がすぐにはわからなくて周囲をぐるぐるしてしまう。平日の正午前にうろつく繁華街は、場違いなような少し間が抜けているような、そしてどこか寂しいような。この日は台風一過にて超好天ゆえ、なおさらか。地下2階の会場へ入ってみると、思った以上にこじんまりしている。これは土日に入場するのはけっこう大変なんじゃないだろうか。人気のある演者が上がる日は、絶望的なんじゃないかという気もする。
 初めてのつる子さん。美人と評判なので思い描いていた声の感じは、いかにも女性らしいというかトーンの高い澄んだ声を想像していたのだが、実際はそんなイメージとは全然違っていて、いい意味で期待を裏切られた。講談もステキだった。
 今日のお目当ては川柳さん。こちらもお初。最近の状態をまったく知らずにいたので、映像で見ていた様子とはこれまた違っていたが、話すリズムや抑揚が心地よく、幸せな時間であった。ご本人も興が乗っておられたのだろうか、時間オーバーで前座さんが「師匠そろそろ」と出てこられたきっかけにて、終了。もうちょっと聞いていたかったかも。
 春輔師匠もお初だったが、かっぽれなるものが見られるとは思っていなかったのでうれしい。かっぽれという名前の響きはおどけたような感じを受けるが、実際見たものは、きちんとした舞踊という感じで、昨日今日でできるようなものではないな、と非常に感銘を受けた。ところで師匠はいつもかっぽれをやってるんだろうか。それとも時間調整のためなんだろうか。いずれにしても、いいものを見たということに変わりはないのだが。
 小満ん師匠は、今まであまりよさがわからなかったのだが、今日はこれまで聞く機会の多かった噺だったので、他の人のものと違っている部分を発見して楽しむことができ、これまでとは違う見方ができたような気がした。
 先日読んだ広瀬和生さんの「なぜ落語評論は役に立たないのか」にあった、落語とは噺家に会いに行くものだ、ということが落語をたのしむ大変によいヒントとなる。まったく広瀬さんの書いたものは本当に役に立つなあ、と思った次第。
 本当は昼の部で帰る予定だったが、正蔵さん、雲助さん、天どんさん、一朝さん、菊之丞さんと、すごく見たいラインナップだったので夜の部も最後まで見たくなり、かなり心が傾いたのだが、折衷案的に夜の部途中にて退散することに。あまり日を空けずに正蔵さんをまた見られてうれしい。枕から噺に入ろうかというタイミングで2回ばかり携帯が鳴ってしまったお客さんがいて、客席がちょっと「おやおや」という雰囲気になったところをすかさず「ケータイが鳴っちゃっても気にしなくっていいョ」。素敵すぎる。
 東京の寄席4箇所は、どれも駅からとても近いということに気がついた。特に池袋はものすごく近い。平日ふらっと行くのには、もってこいの場所なんではないだろうか。

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