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2018年10月24日水曜日

20181023 三遊亭萬橘独演会 vol. 3「10月の萬橘…」

内幸町ホール 19:00〜

手紙無筆…まん坊
洒落番頭…萬橘
湯屋番…萬橘
仲入り
紺屋高尾…萬橘

 初めての会場。スマートフォンの地図アプリを見ながら探していたら、意外なところに入り口があり通り過ぎそうになる。地下の会場で、私が使っているキャリアの電波は届かない。ホールはまだ新しい感じで快適だが、前から2列目だった今回は少し見づらいと感じられた。
 まん坊さんは、見るたびに萬橘師匠に似てくる気がする。この日は、笑うポイントのもっていきかたとかが、似てる!と思った。洒落番頭は初めて聞いたけれど、あの、きたきた!っていうボケどころが、寄せては返す波のごとく何度もやってくるのが本当におかしい。そして湯屋番のインパクトが、ものすごい。あの気ぃ狂ってる感じが、本当にもう大好きだ。この場合の「気ぃ狂ってる」という表現は、「狂気の」とか「気狂いじみた」などではなく、「気ぃ狂ってんなホンマw」という書き方が、まことににぴったりとくるのである。紺屋高尾の久蔵さんの狂いっぷりもステキだったのだけれど、若旦那のあの狂いっぷりは本当にヤバかった。
 萬橘さんが何を演ってもステキに見えてしまうのは、登場人物のすべてに萬橘さん本人のフィルターがかかっていることが、ちゃんと感じられるからなのではないだろうか。「新ニッポンの話芸」のポッドキャスト第313回【萬橘師匠の落語】における、こしら師匠の評にあった、噺をつくるのに時間がかかるであろう、という分析は、つまり登場人物一人一人に萬橘さんならではの解釈を加えた上で演じられているから、ということになるだろう。
 演者が表現した事柄から観客が受け取っているのは、表面的に表れた事柄のみではなく、演者の存在そのものがまずその背景にあるという事込みの情報であって、そういう意味で、何が表現されたかよりも、その人そのものが表現されたのかどうか、という点に、実は私たちは何よりも注目しているのかもしれない。


20240928 もっと!新ニッポンの話芸スピンオフvol.4

 内幸町ホール 19:00開演 立川こしら 鈴々舎馬るこ 広瀬和生(トークのみ) ゲスト:柳亭信楽 ナツノカモ 信楽…お馬さん ナツノカモ…最後の夢 こしら…高田馬場 仲入り 馬るこ…怪談長短 アフタートーク  「新ニッポンの話芸ポッドキャスト」を聴いていると2倍、いや100倍楽...