昼の部
春風亭だいなも…(道灌?)
鈴々舎八ゑ馬…味噌豆
アサダ二世…奇術
林家たけ平…金色夜叉
三遊亭金朝…反対俥
江戸家小猫…物まね
林家しん平…(高級食材〜健康法のはなし)
むかし家今松…近日息子
ロケット団…漫才
柳亭小燕枝…権助提灯
金原亭伯楽…(小噺)
立花家橘之助…三味線漫談(たぬき)
柳家権太楼…町内の若い衆
中入り
柳亭こみち…附子
ホンキートンク…漫才
古今亭文菊…長短
柳家小せん…目薬
翁家社中…太神楽
鈴々舎馬るこ…目黒のさんま
夜の部〜真打昇進襲名披露興行
柳家緑助…つる
笑組…漫才(+南京玉すだれ)
古今亭志ん吉…浮世床
三遊亭歌奴…宮戸川
三遊亭吉窓…大安売り
林家正楽…紙切り
春風亭勢朝…
柳家花緑…親子酒
マギー隆司…奇術
柳亭市馬…のめる
鈴々舎馬風…紙入れ
中入り
新真打口上
すず風にゃん子・金魚…漫才
柳家はん治…妻の旅行
五街道雲助…ざるや
鏡味仙三郎社中…太神楽
柳家観之助…妾馬
ついに初の昼夜制覇を果たした。11:00くらいにつくと、すでに結構な列が。昼の部、小学生くらいのお客さんも多く、とても賑やか。夜の部、披露目の席ははじめて。とても華やいだ雰囲気。ハレの席なんだよなぁとしみじみ。
開口一番だいなもさん、いきなりものすごく勢い良くて、それだけで笑ってしまった。百栄師匠のお弟子さんとのこと。師匠も近いうちに体験したい。
伯楽さんは、今日は子供さんが多くいらっしゃるので、子供さん向けに小噺。最初にすでに出ていた味噌豆に入りそうになって、前座さんが知らせに来るというハプニング(?)。
橘之助さん、今日は代演だと思い込んでいて、伯楽さんが下がられてすぐにトイレに立ったら、三味線の音が!急いで用を済ませて慌てて席へ戻る。橘之助襲名の頃から見たい見たいと願っていたので、ちょっとショックだったが、たぬきを演ってくださって感激。
今日はお披露目とのことで、後ろ幕が。しかし空調の風で裾が煽られて「ふわぁ〜」と前に上がって来る。権太楼さん、セコい幕だね協会の幕だから、って。中入り後、若干修正され、こみちさん「今わたくしが念力で抑えております」。附子は、小学校の国語の教科書に載っていたので、子供さんを視野に入れてのことだろうか、と憶測するも、今も載っているのだろうか。水あめをしゃぶる仕草なんかは女がやるもんじゃないって言われるんですよ、なんて言いながらも、もちろんサマになっている。権助提灯なんかも拾いつつ。
いつ頃だったか、文菊さんの長短について書かれたものを読んだことがあり、通常は短気のほうに焦点を当てて演じるが、文菊師匠のは気長の方に焦点を当てているところが新しい、ということであった。たしか。読んだ当初は長短を聞いたこともなかったので、なんのことか、と思ったのだが実際に目撃してみてこめかみが痺れる。ここ最近で複数の演者のものを見ていたことも作用していたと思うが、色々見ていると楽しみが深まる…というのはあくまでポジティブな見方で、結局落語は知らないとあんまり面白くないというネガティブな側面があって、私はこれが実は本質なんじゃないかと思っているのだが、いったいこの芸能はなぜこれまで継承され人々を楽しませ続けているのか。そんなことを考えてしまう。
夜の部は一気にお祝いムードも高まり、笑組先生の南京玉すだれやら、歌奴さんの宮戸川のサゲは観之助出生の秘密だわ、金魚先生の手作り冠は観之助からもらったものだけで作った特別バージョンだわ(漫才はショートバージョンだった)で大いに盛り上がる。
馬風師匠のくすぐり、アダルトなやつ。その場ですぐには気がつかず後で気づいて思わずメモ。卑猥なワードが有馬グランドホテルのコマーシャル欄に。
口上では、司会の吉窓師匠を突き飛ばす馬風師匠。花緑師匠が「馬風師匠にも本当にお世話になり…」とやれば、何かを催促する手をそっと差し出す。三本締めも、名誉会長は会長市馬にはゆずらず笑いをとる。こちらも全篇サービス満点という感じであった。
そのあとは正蔵さんの代演ではん治師匠。その素敵さに気づく。妻の旅行、調べたら三枝…今は文枝か…の創作らしい。お父さんの飄々とした様子が文枝と言われれば確かに、という感じ。新作はこのように再演されることによってスタンダードとして定着し、やがて古典になっていくのだろう。
雲助師匠も代演だったのだがずっと見たいと思っていたので、こちらも嬉しく。ここのラインは、ずっと見ていたい感じだ。
今日まで見てきたところで、伝統という縛りのなかで行われる内輪受けの芸とは対極的に、いわばお約束のない外の世界で繰り広げられるもっとポップな落語も存在していて、こちらもまた継承されつつあり人気も拡大していると感じている。ただしポップな落語も、寄席とはまた別のジャンルのことについて知らないと笑えないというお約束はあるのだが。寄席でポップなものは決して見られない、というわけではもちろんないし、それ以外の場所では寄席的なものは絶対にない、つまり絶対的な2極化がなされているわけでは決してないのだが、相対的に、閉鎖的な寄席の世界とそれ以外を比べてみるという見方はできそうだ。むしろ寄席芸とそれ以外にやんわりと分化されたことで、落語界は豊かになったといえるのではないだろうか。さらに豊穣な世界としていくためには伝統と革新と両方のバランスを保っていくことが必要で、このことは演者だけの問題でなく我々観客にも責任があるのではないかと考えている。
2018年10月9日火曜日
2018年10月2日火曜日
20181001 池袋演芸場10月上席
昼の部
前座 柳家寿伴…金明竹
林家つる子…やかん
桂三木助…猿後家
昭和こいる…漫談
川柳川柳…(テレビ、力道山の話)
林家源平…猫と金魚
ホームラン…漫才
柳家一九…置泥
柳家小袁治…長短
林家二楽…紙きり
古今亭志ん輔…豊竹屋
仲入り
蜃気楼龍玉…親子酒
八光亭春輔…一眼国 + かっぽれ
伊藤夢葉…奇術
柳家小満ん…明烏
夜の部(途中まで)
前座 古今亭まめ菊…道灌
桃月庵こはく…壺算
古今亭菊太郎…たいこ腹
すず風にゃん子・金魚…漫才
林家正蔵…夢八
柳家甚語楼…犬の目
初めての池袋演芸場。場所がすぐにはわからなくて周囲をぐるぐるしてしまう。平日の正午前にうろつく繁華街は、場違いなような少し間が抜けているような、そしてどこか寂しいような。この日は台風一過にて超好天ゆえ、なおさらか。地下2階の会場へ入ってみると、思った以上にこじんまりしている。これは土日に入場するのはけっこう大変なんじゃないだろうか。人気のある演者が上がる日は、絶望的なんじゃないかという気もする。
初めてのつる子さん。美人と評判なので思い描いていた声の感じは、いかにも女性らしいというかトーンの高い澄んだ声を想像していたのだが、実際はそんなイメージとは全然違っていて、いい意味で期待を裏切られた。講談もステキだった。
今日のお目当ては川柳さん。こちらもお初。最近の状態をまったく知らずにいたので、映像で見ていた様子とはこれまた違っていたが、話すリズムや抑揚が心地よく、幸せな時間であった。ご本人も興が乗っておられたのだろうか、時間オーバーで前座さんが「師匠そろそろ」と出てこられたきっかけにて、終了。もうちょっと聞いていたかったかも。
春輔師匠もお初だったが、かっぽれなるものが見られるとは思っていなかったのでうれしい。かっぽれという名前の響きはおどけたような感じを受けるが、実際見たものは、きちんとした舞踊という感じで、昨日今日でできるようなものではないな、と非常に感銘を受けた。ところで師匠はいつもかっぽれをやってるんだろうか。それとも時間調整のためなんだろうか。いずれにしても、いいものを見たということに変わりはないのだが。
小満ん師匠は、今まであまりよさがわからなかったのだが、今日はこれまで聞く機会の多かった噺だったので、他の人のものと違っている部分を発見して楽しむことができ、これまでとは違う見方ができたような気がした。
先日読んだ広瀬和生さんの「なぜ落語評論は役に立たないのか」にあった、落語とは噺家に会いに行くものだ、ということが落語をたのしむ大変によいヒントとなる。まったく広瀬さんの書いたものは本当に役に立つなあ、と思った次第。
本当は昼の部で帰る予定だったが、正蔵さん、雲助さん、天どんさん、一朝さん、菊之丞さんと、すごく見たいラインナップだったので夜の部も最後まで見たくなり、かなり心が傾いたのだが、折衷案的に夜の部途中にて退散することに。あまり日を空けずに正蔵さんをまた見られてうれしい。枕から噺に入ろうかというタイミングで2回ばかり携帯が鳴ってしまったお客さんがいて、客席がちょっと「おやおや」という雰囲気になったところをすかさず「ケータイが鳴っちゃっても気にしなくっていいョ」。素敵すぎる。
東京の寄席4箇所は、どれも駅からとても近いということに気がついた。特に池袋はものすごく近い。平日ふらっと行くのには、もってこいの場所なんではないだろうか。
前座 柳家寿伴…金明竹
林家つる子…やかん
桂三木助…猿後家
昭和こいる…漫談
川柳川柳…(テレビ、力道山の話)
林家源平…猫と金魚
ホームラン…漫才
柳家一九…置泥
柳家小袁治…長短
林家二楽…紙きり
古今亭志ん輔…豊竹屋
仲入り
蜃気楼龍玉…親子酒
八光亭春輔…一眼国 + かっぽれ
伊藤夢葉…奇術
柳家小満ん…明烏
夜の部(途中まで)
前座 古今亭まめ菊…道灌
桃月庵こはく…壺算
古今亭菊太郎…たいこ腹
すず風にゃん子・金魚…漫才
林家正蔵…夢八
柳家甚語楼…犬の目
初めての池袋演芸場。場所がすぐにはわからなくて周囲をぐるぐるしてしまう。平日の正午前にうろつく繁華街は、場違いなような少し間が抜けているような、そしてどこか寂しいような。この日は台風一過にて超好天ゆえ、なおさらか。地下2階の会場へ入ってみると、思った以上にこじんまりしている。これは土日に入場するのはけっこう大変なんじゃないだろうか。人気のある演者が上がる日は、絶望的なんじゃないかという気もする。
初めてのつる子さん。美人と評判なので思い描いていた声の感じは、いかにも女性らしいというかトーンの高い澄んだ声を想像していたのだが、実際はそんなイメージとは全然違っていて、いい意味で期待を裏切られた。講談もステキだった。
今日のお目当ては川柳さん。こちらもお初。最近の状態をまったく知らずにいたので、映像で見ていた様子とはこれまた違っていたが、話すリズムや抑揚が心地よく、幸せな時間であった。ご本人も興が乗っておられたのだろうか、時間オーバーで前座さんが「師匠そろそろ」と出てこられたきっかけにて、終了。もうちょっと聞いていたかったかも。
春輔師匠もお初だったが、かっぽれなるものが見られるとは思っていなかったのでうれしい。かっぽれという名前の響きはおどけたような感じを受けるが、実際見たものは、きちんとした舞踊という感じで、昨日今日でできるようなものではないな、と非常に感銘を受けた。ところで師匠はいつもかっぽれをやってるんだろうか。それとも時間調整のためなんだろうか。いずれにしても、いいものを見たということに変わりはないのだが。
小満ん師匠は、今まであまりよさがわからなかったのだが、今日はこれまで聞く機会の多かった噺だったので、他の人のものと違っている部分を発見して楽しむことができ、これまでとは違う見方ができたような気がした。
先日読んだ広瀬和生さんの「なぜ落語評論は役に立たないのか」にあった、落語とは噺家に会いに行くものだ、ということが落語をたのしむ大変によいヒントとなる。まったく広瀬さんの書いたものは本当に役に立つなあ、と思った次第。
本当は昼の部で帰る予定だったが、正蔵さん、雲助さん、天どんさん、一朝さん、菊之丞さんと、すごく見たいラインナップだったので夜の部も最後まで見たくなり、かなり心が傾いたのだが、折衷案的に夜の部途中にて退散することに。あまり日を空けずに正蔵さんをまた見られてうれしい。枕から噺に入ろうかというタイミングで2回ばかり携帯が鳴ってしまったお客さんがいて、客席がちょっと「おやおや」という雰囲気になったところをすかさず「ケータイが鳴っちゃっても気にしなくっていいョ」。素敵すぎる。
東京の寄席4箇所は、どれも駅からとても近いということに気がついた。特に池袋はものすごく近い。平日ふらっと行くのには、もってこいの場所なんではないだろうか。
2018年9月26日水曜日
20180924 浅草演芸ホール9月下席昼の部
途中から
五明楼玉の輔…紙入れ
橘家圓太郎…(アメリカのお客さんの話)
三増紋之助…曲ごま
古今亭菊太楼…親子酒
林家しん平…(うなぎの話)
ぺぺ櫻井…ギター漫談
神田茜…講談
蝶花楼馬楽…しわいや
林家二楽…紙切り
春風亭一之輔…桃太郎
柳家小満ん…目黒のさんま
仲入り
春風亭ぴっかり…うばすて山
ロケット団…漫才
春風亭三朝…代書屋
林家三平…(笑点メンバーの話)
翁家勝丸…曲芸
林家種平…居残り佐平次
初めての浅草演芸ホール。用事があったついでに立ち寄ったのだが、入るか否かしばし迷う。結局、空腹に負けておむすびを購入し入場。つる子さんに間に合わなかったのは残念。のだゆきさんも。すぐに入れば見られたかもしれない。教訓、迷ったらすぐ入ろう。
2階の方が空いているとのことなので、まっすぐ2階席へ。上から見下ろす高座は、なかなか新鮮な眺めだった。ときどき2階もいじってくれる演者さんもいる。しん平さんだったかな。球場コンサートとかでよくアーティストがやる「スタンド〜〜!」「アリーナ〜〜!!」ってやつみたいで、おかしかった。
仲入り後は1人10分と短め。あとから気がついたが、種平さんはネタ出しされていたので、このためだったのだろう。居残り佐平次を生で聞いたのは初めてだったので結構テンションがあがったが、今まで聞いたことのあるのとはちがうサゲだったので少し拍子抜け。持ち上げて、落とされた、ってとこか。ちょっとちがうけど。
演芸ホールは昭和な雰囲気がムンムンしている不思議な空間で、ノスタルジックな気分に浸れること請け合い、というような場所だった。浅草全体の新しいものと古いものが混在する雰囲気にも、とてもよくマッチしている。できればずっとこのままであり続けてほしいな、と思う。
五明楼玉の輔…紙入れ
橘家圓太郎…(アメリカのお客さんの話)
三増紋之助…曲ごま
古今亭菊太楼…親子酒
林家しん平…(うなぎの話)
ぺぺ櫻井…ギター漫談
神田茜…講談
蝶花楼馬楽…しわいや
林家二楽…紙切り
春風亭一之輔…桃太郎
柳家小満ん…目黒のさんま
仲入り
春風亭ぴっかり…うばすて山
ロケット団…漫才
春風亭三朝…代書屋
林家三平…(笑点メンバーの話)
翁家勝丸…曲芸
林家種平…居残り佐平次
初めての浅草演芸ホール。用事があったついでに立ち寄ったのだが、入るか否かしばし迷う。結局、空腹に負けておむすびを購入し入場。つる子さんに間に合わなかったのは残念。のだゆきさんも。すぐに入れば見られたかもしれない。教訓、迷ったらすぐ入ろう。
2階の方が空いているとのことなので、まっすぐ2階席へ。上から見下ろす高座は、なかなか新鮮な眺めだった。ときどき2階もいじってくれる演者さんもいる。しん平さんだったかな。球場コンサートとかでよくアーティストがやる「スタンド〜〜!」「アリーナ〜〜!!」ってやつみたいで、おかしかった。
仲入り後は1人10分と短め。あとから気がついたが、種平さんはネタ出しされていたので、このためだったのだろう。居残り佐平次を生で聞いたのは初めてだったので結構テンションがあがったが、今まで聞いたことのあるのとはちがうサゲだったので少し拍子抜け。持ち上げて、落とされた、ってとこか。ちょっとちがうけど。
演芸ホールは昭和な雰囲気がムンムンしている不思議な空間で、ノスタルジックな気分に浸れること請け合い、というような場所だった。浅草全体の新しいものと古いものが混在する雰囲気にも、とてもよくマッチしている。できればずっとこのままであり続けてほしいな、と思う。
2018年9月18日火曜日
20180917 立川流マゴデシ寄席
上野広小路亭 18:00~
かしめ…寿限無
らくぼ…唖の釣り
志ら門…だくだく
らく兵…金明竹
こしら…金明竹 下
仲入り
こはる…芋俵
吉笑…舌打たず
志ら乃…ゾンゾンびんびん
会場へ向かう電車のなかで、もうすでに入場待ちの列ができているとの情報を得る。17:00前だったか。17:05ごろ現地着。開場は17:30だったので待っているうちに、みるみる列が伸びていく。行きがかりの人々は「今日何かあるの?」とやや訝しげな様子で語り合いながら、通り過ぎていく。受付をしてもらい会場に入ると、椅子がぎゅうぎゅうに並べられている。スゴイ。ツレアイが先に行って前の方に並んでいてくれたので、特等席をゲット。しかし、人がまだ入っていない状態で椅子しかないのに、すでに移動がしづらい状況。何人くらい予約が入っていたのか。入りもどのくらいだったか。いつもはざっと数えてみるのだが、この日は忘れてしまった。
今日は何かが起こる、そんなある種異様な雰囲気のなか、開口一番?かしめさんが登場。その後は、こちらも開口一番?らくぼさん。そう、前座さんが2人も見られるという贅沢。しかも、お二人とも二ツ目目前という。その後の顔付けもスペシャルである。外はにわか雨なのか土砂降りだったそうで、上がる人上がる人、今雨がすごいです、止みました、また降り出しました、と報告をしてくれる。外は豪雨、広小路亭の中は、嵐。演者もお客さんもテンションMAXなのがビンビン伝わってくる。ゾンゾンびんびんだ、ばかやろう。
志ら乃さんを初めて見たのは、昨年10月の国立演芸場花形演芸会でトリを取られた時のこと。その時の印象は正直なところあまりよくなかったのだが、今年の2月のマゴデシ寄席で、ちょっと本性が見えたというか、なんか癖がある感じだけど、おもしろそうな人、という印象にかわっていた。また少し時間が経って、渋谷らくごのポッドキャストでサンキュータツオさんが、志ら乃さんの相撲偏愛っぷりを紹介していて、あ、こういう人なんだ、と、また少しイメージが変わった。さらに後、ジェーンスーのTBSラジオの番組でスーパーマーケット総選挙というのをやっており、その際にゲスト出演されるなど、新たな偏愛っぷりが顕になり、それにつれて私の志ら乃さんに対する見方は、さらに変わっていった。
その人のことが判るにつれて、ネガティブな毒のある要素も受け入れられるようになる好例だったように思う。志ら乃さんの場合は、誤解を恐れずにいうと、「この子、ちょっとおかしい子なんだ!」という発見が特に重要なポイントであったと思われるが、この、ちょっとおかしいっぷりを志ら乃さんの魅力として紹介してくれたタツオ氏には、本当に感謝である。ちなみに相撲愛を語る志ら乃師匠のお姿は、米粒写経公式チャンネルというインターネット上の動画でも公開されている(2018.9.18確認)。真打となってもなお、その人自身の変化で楽しませる噺家、それが志ら乃さんという人、ということになるのだろうか。
2018年9月11日火曜日
20180910 新ニッポンの話芸in成城ホール
通算すると第40回 19:00 ~
鈴々舎馬るこ…青菜
三遊亭萬橘…千両みかん
仲入り
立川こしら…佃祭
トーク
前回が4月だったので、およそ5ヶ月ぶり。その前が1月で、次回が来年の1月なので4ヶ月後、だんだん間隔を開けていく感じなのだろうか。以前は毎月やっていたそうなので、ちょっと寂しい。が、きっと次回への期待度がいっそう増して、ますます楽しめることだろう。
今日も萬橘さんが刺さった。見終わった後の感想はだいたいいつも通り。あの狂人っぷり、すごかったな~だったのだが、翌朝である今になって思い起こしてみると、実はもっと深いものがあったのではないかという気が。というのも、千両みかん+サゲ、でググると検索結果にYahoo!知恵袋が割と上の方にあり、これを見てみると、ふつうにサゲの解釈を書いてる人もいたのだが、サゲの意味なんかを安易に求めないで悩んだ方がおもしろいよ的な回答をしている人がいて、あー!そういうことか、と。というわけで今のところ、萬橘師匠の千両みかんという噺に対する深い読みが、あったりなかったり、といったところが模範回答なのではないかと踏んでいる。べつに模範回答とかないんだけど。
馬るこさんの青菜、ポイントで広げて演じる、いやいや広げすぎでしょ!っていうところが、らしくてよかった。馬るこさんのチャームポイントが、ふんだんに発揮されていたのではないだろうか。
こしらさんは、普段はホールなどで上がる機会が少ないとのことで、今回のようなホールでもやっていますよ、というアピールをSNSなどで拡散して欲しいとのこと。これで、お客さん全員だんまりで、誰ひとりとしてなにひとつ投稿しなかったらおもしろいのに。
2018年9月10日月曜日
20180908 国立演芸場9月上席
前座 三遊亭遊七…道灌
昔昔亭A太郎…罪と罰
柳亭芝樂…ぜんざい公社
春風亭愛橋…桃太郎
丸一小助・小時…曲芸
春風亭柳太郎…片棒
仲入り
D51…コント
瀧川鯉朝…反対俥
瞳ナナ…奇術
昔昔亭桃太郎…裕次郎物語~ツイスト総踊り~
「ツイスト総踊り」というワードに惹かれて出かけてみたのだが、今になって考えてみると、最近ツイッターにその総踊りの様子が写真で投稿されているのを見て行ってみたくなった、というのが本当のところなのかもしれない。渋谷らくごでの様子が投稿されていたのを見たのが初めだったように思うが、いやはや視覚のもたらす意思決定への影響、どうして侮れないものである。
小助さん小時さん、曲芸でこんなに笑ったのは初めてだったかも。ちょっと漫才的なノリがあって、とても楽しかった。A太郎さんは、やっぱり面白い。先日第2回の独演会に行くつもりだったのだが、台風が接近していたため泣く泣く断念したこともあり、短い時間ではあったが拝見できて何より。第3回独演会には行けるだろうか…
9月の国立演芸場中席のトリは円丈さん、その後は馬るこさんがトリをとる花形演芸会、小三治さんがトリの国立名人会と目白押しで、気持ちとしては毎週通いたいぐらいなんだが、さすがにそれはできないのがツラい。
2018年9月2日日曜日
20180901 鈴本演芸場9月上席昼の部
前座 三遊亭あおもり
桃月庵こはく…真田小僧
ダーク広和…奇術
柳家さん生…狸の札
三遊亭歌武蔵…漫談
米粒写経…漫才
蜃気楼龍玉…たらちね
林家正蔵…お菊の皿
ストレート松浦…ジャグリング
隅田川馬石…粗忽の釘
仲入り
ホームラン…漫才
桂文楽…替わり目
古今亭志ん陽…代書屋
林家楽一…紙切り
桃月庵白酒…転宅
初鈴本。正蔵さんと白酒さんを一目見たくて。あと米粒写経も。米粒写経は交互で出演だったので、この日が出演日でよかった。しかし、こうして並べてみるとなんだかオールメンバー豪華ではないか。そんな雰囲気に押されてか、850円のいなり寿司に300円(!)のミニどらやきを購入。アイスは、仲入りトイレ行列に参列したため断念。
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20240928 もっと!新ニッポンの話芸スピンオフvol.4
内幸町ホール 19:00開演 立川こしら 鈴々舎馬るこ 広瀬和生(トークのみ) ゲスト:柳亭信楽 ナツノカモ 信楽…お馬さん ナツノカモ…最後の夢 こしら…高田馬場 仲入り 馬るこ…怪談長短 アフタートーク 「新ニッポンの話芸ポッドキャスト」を聴いていると2倍、いや100倍楽...
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<昼の部> (前座)桃月庵あられ…道灌 (前座)入船亭扇ぽう…たらちね 林家扇…真田小僧 林家きく麿…寝かしつけ ダーク広和…マジック 三遊亭青森…強情灸 三遊亭歌武蔵…(相撲漫談) ぺぺ桜井…ギター漫談 林家彦いち…みんな知ってる 三遊亭圓丈…金さん銀さん ...
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ハーモニーホール座間 小ホール 14:00〜 柳亭市朗…花色木綿 桂宗助…釜猫 桂文我…京の茶漬け 仲入り 桂宗助…稲荷俥 桂文我…てれすこ 座間で上方落語を堪能できるとは思わなかったので、めちゃくちゃ嬉しい。昨年末に行った大阪の繁昌亭の思い出がよぎる。なんと...
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成城ホール 19:00〜 入門10周年記念興行(振替公演) 林家つる子…宗論 露の紫…手向け茶屋 春風亭一之輔…あくび指南 仲入り 露の紫…中村仲蔵 三味線…千葉しん 鳴り物…桂紋四郎 昨年の9月30日の公演予定だったものが台風接近のため中止となり、結局こ...



