2019年12月10日火曜日

20191207 第21回四季の萬会

浅草見番(浅草三業会館)13:00~
ゲスト: 桂才賀

じゃんけん…初天神
萬丸…半分垢
萬橘…富士詣り
才賀…カラオケ刑務所
仲入り
萬橘…紺屋高尾

 この会に伺うようになって、6月22日に番外編的に行われた赤坂萬橘会を除くと通算3回め。いつも和やかな雰囲気に癒されます。
 じゃんけんさんは兼好さんの二番弟子なんですが、弟弟子はしゅりけんってんです、とまずは名前のユニークさで笑わせます。調べてみると、もう一人お弟子さんがいて兼便さんという。これはさすがにひどい!と思ったら南海キャンディーズの山里亮太さんでした。納得。
 つづく萬丸さんは、前座名の時にまん坊さんだったのが今年11月に二ツ目昇進に伴ってお名前が変わったそう。漢字で書くとそうでもないですが、まんまる、という名前の響きは柔らかで素敵ですね。
 萬橘さんの富士詣りは2度目。一人一人の罪状の告白がこんなにおかしかったっけ、と新鮮な笑いがいっぱいでした。
 才賀さんはお初で、全く予備知識がなく、桂だから上方の噺家さんかな、なんて思っていたら、ちゃきちゃきの江戸弁でした。昔の笑点メンバーだったり刑務所慰問の鬼と呼ばれていたりと、エピソードが満載すぎる。2014年の新作落語台本発表会で優秀賞に選ばれた作品をご披露くださいました。今回は事情に明るくない円楽一門会の前座さんだったためということで、少し早めに太鼓が鳴ってしまいやり直すなどのハプニングもあったりして、いやはやもう大爆笑でございました。
 萬橘さんの紺屋高尾も2度目で、前回は泣くかな?と思っていたら予想に反して泣かせない感じだったのでちょっとついていけてないまま終わってしまったのですが、今回は久蔵さんのぶっ飛んだ言動を堪能できました。
 次回は3月!ゲストは白酒さんということで今から楽しみすぎる!


2019年12月2日月曜日

20191130 第13回落語ぬう 円丈の「きく麿って面白いんだってよ」

お江戸日本橋亭 18:00〜

三遊亭ごはんつぶ
三遊亭めぐろ
林家きく麿…殴ったあと
三遊亭円丈…名古屋版金明竹
仲入り
トーク
林家きく麿…陳宝軒
三遊亭円丈…寄席沈没

 18:30開演だと思い込んでいて、開場の30分前を目指して到着したつもりがとっくに開場していた。時間はちゃんと確認しないとね。
 円丈さんは到着が遅れているとのことで、ごはんつぶさんとめぐろさんが長めに演ってつなぐ。なんという演目なのか調べられませんでしたが、どちらも印象的で、やっぱり新作っていいよなって思わせてくれる素敵な高座でした。
 今回の企画はきく麿さんを円丈さんがフィーチャーするということで、トークコーナーではお二人の対談が。楽屋話のような感じで、きく麿さんによる馬風師匠のモノマネが飛び出したりと最高でした。
 そしてこの日の裏テーマ(?)は、円丈vsきく麿の金明竹対決。円丈さんの名古屋版金明竹は割と有名だと思いますが、きく麿さん初心者の私、金明竹の改作である陳宝軒は存じ上げませんでした。いやーそうきたかーやられたなー、と思いながら身体を「く」の字に折り曲げつつ涙を流していたのでした。

2019年11月26日火曜日

20191124 三遊亭萬橘・瀧川鯉八 vol. 3

内幸町ホール 19:00〜

萬橘・鯉八…おしゃべり
萬橘…初音の鼓
鯉八…ならやま
仲入り
鯉八…科学の子
萬橘…井戸の茶碗

 これまで前座として務めていらした、萬橘さんの一番弟子のまん坊さんが11月1日より二ツ目昇進されたので、開口一番はナシで替わりにお二人のトークからの開演。萬橘さんは会の名前は「まんぱち」に決まったというが、鯉八さんによれば、名前はまだ無い、と。噛み合っているようないないような二人の不思議なやり取りが、なんだか癖になりそうないい味を出しています。
 今回特に際立ってに印象的だったのは鯉八さんの「ならやま」でしょうか。視点を変えれば物事が180度変わる、ということに加えて、相手の要望なんか汲むことなく、己の都合のみを押し込んでいく人物が象徴的に描かれます。ハタ迷惑な人といえばそれまでなんだけれど、自分はそういう摩擦を産むような行動をこの頃ちょっと避け過ぎなのかもしれないな、などと思わず反省してしまう。
 まったくリンクしない二人のスタイルや雰囲気が、お互いの存在を意に介さないようにも見えてそれでいて無視しているわけではなく、ちゃんと共存しているっていうのがすごいし、なんだかそれっていい関係だな、とちょっとほっこりする。無理して相手に合わせなくっても大丈夫だよ!って言ってくれている気がした夜でした。

20191118 第138回グリーンホール八起寄席

相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館) 多目的ホール 18:30〜

昔昔亭全太郎…やかん
三遊亭歌扇…鴻池の犬
瀧川鯉橋…富久
仲入り
桂小すみ…音曲・踊り(奴さん)
立川こしら…火焔太鼓

 ここ6回くらい続けて伺っているこの会、満を持してというかなんというか、ついにこの人が!ということで楽しみにしておりました。立川こしら師匠でございます。どこに入るんだろうと思っていたら、やはりというかなんというか、トリでした。一体どうなってしまうのか!?という一抹の不安をよそに、さすが、そこはハズさない見事な演じっぷりで楽しませていただきました。
 前座の全太郎さんはお初です。勢いがあってつい乗せられてしまいます。歌扇さんもお初でした。全太郎さんの勢いにもっていかれてしまうのでは…というのは要らぬ心配で、しっかりと噺の世界に入り込むことができました。前半のトリを飾るのは鯉橋師匠。淀みなく、テンポよく、時々挟む小ネタやご自身の師匠である鯉昇師のモノマネなどが飛び出したりと大サービス。当たりのくじは松の110番。
 最近個人的に赤丸急上昇中なのが小すみさん。声も素敵だし、三味線が抜群に上手い。一緒に口ずさんでいるお客さんもいらしたりして、なんだかお座敷にいるみたいでした。奴さんも素敵です。
 そしてトリのこしらさん登場です。軽めの(?)マクラをふって、落語みたいなものをお送りします、と言っていつものきっかけ「江戸っ子は…」(これもマクラなのかな?)から噺へ入ります。周囲の若干の戸惑いを感じながらも、もう勝手に爆笑してまいりました。めちゃくちゃウケてるお客さんと、「?」な感じのお客さんがミックスされて、時空が歪むような感覚を楽しんでまいりましたよ。アウェーな雰囲気のなか、無理やり押し切っていく感じっていうのは初めてだったので、これはこれで貴重な経験でした。終演後、こちらも大爆笑だった夫が、隣のお客さんから「たくさん笑ってくださったから、つられて笑ったわー」と言われていておかしかったです。

2019年11月11日月曜日

20191109 第227回ざま昼席落語会

ハーモニーホール座間 小ホール 14:00〜

柳亭市朗…出来心
桂小すみ…〜奴さん〜
柳亭市童…蒟蒻問答
仲入り
桂小すみ…たぬき
入船亭扇好…明烏

 前回の226回は台風接近のため中止、その前の225回は所用により伺えず。なかなか全参加は難しい。
 先日の寄席で小すみさんが素敵だったので楽しみにしていたのですが、前半では寄席根多の拡大版のような感じのものを、そして後半はたぬきを通しで。圧巻でした!たぬきのさわりの部分は橘之助さんのものを数回体験済みでしたが、今回は前編通しということでそれなりに長いものですが、全くダレるというようなことがなく、頭から最後まで惹きつけられっぱなし。見事というほかない芸を堪能いたしました。
 扇好さんはお初でしたが、こちらもお客の気持ちを離さないというか、強い吸引力のようなものを感じます。明烏では源兵衛&多助コンビの掛け合いなどの描写や、お茶屋のおかみさんの表情などが本当におかしい。プロフィールによると阪神タイガースの応援が趣味だそうですが、なるほどタイガースっぽいお顔(どんな顔やねん)をされているなと。また素敵な人に出会ってしまいました。


2019年10月31日木曜日

20191030 立川談笑一門会

武蔵野公会堂 19:00〜

談洲…湯屋番
吉笑…ソーゾーシーネタ
仲入り
こはる…蒟蒻問答
笑二…わかればなし
笑二…妾馬

 談笑師匠は、鼻血(参考:彦いち師匠のツイート)が止まらないため休席とのこと。はなぢですってよ奥さん。実は芝浜がかかるという予告でそちらをお目当てに今回伺ったので、ちょと残念ではありましたが、なんとピンチヒッターでこはるさん登場!やったー。そして笑二さん、「わかればなし」トリネタとしては不向きなので、という事で二席口演され、こちらもラッキーでした。
 談洲さん、湯屋番という噺の新しい視点をもらいました。吉笑さん、ちょっといつもよりハイテンション?
 鼻血は心配ですが、こはるさん曰く おそらくエボラ出血熱ですね、と。次は談洲が発症するでしょうという。談笑亡き後を継ぐのは、吉笑かそれとも笑二か。とまあ冗談はさておき、早く鼻血止まりますように。


2019年10月29日火曜日

20191026 桂文珍 独演会

町田市民ホール 13:00〜

桂楽珍…ふぐ鍋
桂文珍…スマホでイタコ
内海英華…女道楽三味線放談
桂文珍…不思議の五圓
仲入
桂文珍…老楽風呂

 開口一番は楽珍さん。自分は文珍の一番弟子だし年季はだいぶ長いのに前座さんの位置ってどういう事なんでしょう、というぼやきからスタート。1日しか行けなかったけれど、大東京落語会でもこの位置だったので実は定位置なのかな?と予想。この点については、来年2月から文珍さん芸歴50周年記念の会を国立劇場で行われる事になっているので、こちらでも確認したいなどと思う。
 英華さん曰く女道楽という芸をやっている人は昔は大勢いたが、現在ではご自分一人とのこと。華麗なテクニックに魅了される。
 この日の文珍さんは、ちょと黒成分多めだったようにも思う。悪い笑いがたまりませんね。不思議の五圓、途中で眠くなってしまったんだけど、持参金かな?ちょっと聞き逃してしまったが、改作と言っていたかも知れない。事実が明るみに出始める場面以降の展開が痛快すぎる。ぜひもう一度聞きたい。


2019年10月20日日曜日

20191019 三遊亭円丈 有名三席 独演会

お江戸日本橋亭 18:00〜

林家きよひこ…うちの村
三遊亭円丈…金さん銀さん
トーク(質問コーナー:円丈・ふう丈)
三遊亭ふう丈…宇宙婚
仲入り
三遊亭円丈…横松和平
のだゆき
三遊亭円丈…グリコ少年

 感動の祐子師匠の会から、一気に雰囲気変わって夜は「落語ぬう」の公演。この日も円丈師匠はいろいろと大サービス。金さん銀さんという噺は、実はいろいろなバージョンがあるということを知る。前に池袋で見た時とは異なるバージョンだった。モグリであることをバラす事になってしまうが、横松和平は初めてだった。モグリじゃないんだ、ニワカなだけなんだよ!いや、でも子どもの頃から好きではあったよ円丈師匠。
 のだゆきさん、新しい楽器を披露。すごくかわいい楽器なので必見である。寄席では出さないかもしれないけれど。
 きよひこさん、また大変な人を知ってしまった。まだ前座さんだが、追いかけたくなってしまう。どうやって追いかけたらいいのだろうか。はやく二ツ目にならないだろうか。入門して2年くらいみたいだから、まだもう少しかかるのであろうか。
 で、たっぷり3時間。幕が閉まる間も笑顔で手を振り続ける師匠。今宵もハッピーな幕切れであった。

20191019 玉川祐子の会〜九十七歳浪曲人生を語る

日本浪曲協会 広間 14:00〜

港家小そめ・玉川祐子…命の振袖
トーク
仲入り
玉川祐子・玉川みね子…忠治山形屋 

 前日にTwitterの投稿を偶然目にし、このような機会は滅多にないのでは!?ということで、急遽お邪魔してきました。
 祐子師匠の登場シーンはちょっと衝撃でした。なんかもう普通に歩いていらっしゃる。御歳97歳ともなれば、多少足取りのおぼつかないところもあるのでは?と思うのが普通ではないでしょうか。しかし、祐子師匠は違う。スタスタっと現れて軽くご挨拶なさって一旦退場。その後トークコーナーへの転換では、演台(という呼び方でいいのかはわかりませんがあの浪曲師の方の立ってる前に置かれているあの台です)を動かそうとし、小そめさんに止められるという。元気すぎるよ!師匠!
 トークコーナーは小そめさんの司会にてみね子師匠も交え、祐子師匠の半生(1975年まで)を振り返るという趣向で、年表など資料をご用意くださったり、往年の浪曲師や曲師の写真パネルなども用意されていて、戦中からの浪曲界のことが垣間見える、とても充実したコーナーでした。
 そして、メインイベント祐子師匠の浪曲です。元は浪曲師を目指されていたとのこと。本当はずっと唸りたかった、そんな声が聞こえてきそうです。そして全体を貫く構成の揺るぎなさは、やはり長い長い芸歴に支えられたものなのでしょう。寄り添うみね子師匠の三味線も本当に素敵で、じんと胸に響くものがありました。
 この日の体験を胸に、またいろいろ頑張っていこうと元気と勇気をいただきました。素晴らしい会を開催してくださった皆様方、ありがとうございました。

2019年10月15日火曜日

20191014 新宿末廣亭10月中席

<昼の部>
(前座)桂伸ぴん…初天神
三遊亭遊雀…悋気の独楽
カントリーズ…漫才
三遊亭遊里…洒落番頭
瀧川鯉朝…夏泥
新山真理…漫談
三遊亭萬橘…ん廻し
三遊亭遊之介…蝦蟇の油
マグナム小林…バイオリン
神田蘭…樋口一葉の人生 前半
三遊亭遊吉…安兵衛狐
国分健二…漫談
桂歌春…鍋草履
中入り
きょうこ…奇術
三遊亭とん馬…宗論
桂伸乃介…真田小僧
桧山うめ吉…俗曲
三遊亭遊三…青菜
二人羽織…大喜利
<夜の部>
(前座)(いちふくさん?)…寿限無
三遊亭吉馬…鰻屋
桂小すみ…俗曲
笑福亭和光…(処世術の本のはなし)
神田阿久鯉…宇津ノ谷峠
ダメじゃん小出…大道芸
立川談之助…(立川流のはなし)
春風亭柳好…看板のピン
青年団…コント
三遊亭円丸…堪忍袋
昔昔亭桃太郎…結婚相談所
中入り
三笑亭可風…猫の皿
東京ボーイズ…漫談
三笑亭夢花…蜘蛛駕籠
三笑亭可龍…湯屋番
鏡よし乃…太神楽
三遊亭円馬…ねずみ

 10月は真打昇進披露興行が行われていて、中席は池袋演芸場で落語芸術協会所属の柳亭小痴楽、浅草演芸ホールで落語協会所属:柳家わさび・柳家喬の字改メ五代目柳家小志ん・初音家左吉改メ古今亭ぎん志・柳家ほたる改メ柳家権之助、というスケジュール。敢えて真打披露興行を外して、というわけではないのだけれど、萬橘さんの上がる日だったのでこちらへ伺うことに。
 そして昼の部、直前に出番が変わっていきなりの遊雀さん。存在感がものすごい。その上見てるだけで明るい気持ちになれる。素敵な方だったなぁ。
 桃太郎さんの真のすごさに気がついたのが、先日放送されていたラジオ番組真打競演。なんだかまたトンデモない人が出てきちゃったなぁ!と改めて思っていた矢先にこうして目撃することができて幸せ。
 色物ではダメじゃん小出さんがヤバかった。代演のうえ芸術協会所属ではなさそうだが、おもしろすぎるのでまた出て欲しい。
 きょうこさんの奇術は和妻ともいうらしい。初めて見る芸で、いつものマジックとは違って雰囲気があるし、とても鮮やかな芸だと感じた。マジックが鮮やかじゃないってわけではないんですよ、もちろん。
 うめ吉さんは可愛いので大好きなんだが、小唄の内容を説明してから演ってくださった。なんとなく内容を知った上で聞いていると、普段は聞き取りにくかった古い言葉も予想して聞くことができて、とても楽しい。
 同じ音曲の小すみさんは声がとても素敵な上めちゃくちゃ芸達者で、しかもハートがこもっているというのか、何か熱いものを感じる。次回11月のグリーンホール八起寄席にも出演予定。こちらも伺う予定なんで、楽しみが増えた。

2019年9月29日日曜日

20190929 特選落語会 柳家さん喬独演会

江東区文化センター ホール
14:00〜

(前座)金原亭乃ゝ香…牛ほめ
柳家やなぎ…青春ナイン
柳家さん喬…時そば
柳家さん喬…お菊の皿
仲入り
柳家さん喬…文七元結

 たしか数ヶ月前、NHKのラジオ番組「真打ち競演」でさん喬さんの落語が流れていたのを聴き、なんて素敵な声の人なんだろうと思って調べたら今回の独演会を見つけた、という経緯で伺ってまいりました。いや〜本当に気分がいい。穏やかな語り口の中にも、笑わせるところはきっちり掴みにこられて、もう心地よさがハンパなかとです。ものすごく丁寧に緻密に作り込まれた、天鵞絨のような感触が思い起こされました。文七元結も聴けてしあわせでした!
 気分が良すぎたので、とっておきの焼き鳥屋さんで一杯ひっかけて帰りましたよ〜
 

2019年9月24日火曜日

20190923 第137回グリーンホール八起寄席

相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館) 多目的ホール 14:00〜

(前座)金原亭乃ゝ香…桃太郎
立川笑二…元犬
古今亭文菊…野ざらし
仲入り
ロケット団…漫才
三遊亭遊吉…化け物使い

 30分ほど前に会場に着くと本日札止めで当日券は出ないとのことで、諦めて帰られる方もちらほら。前売りを買っておいてよかった。
 乃ゝ香さんは会場であるグリーンホールの近くの学校へ通っていたことがおありだそうで、これを機にまたいらしてくださると嬉しいですね。
 笑二さんの元犬、噂には聞いていましたが面白かったー!さすがです。文菊さんはいつ見ても素敵ですね。キャラが立ちすぎな程立っているのに、その点をカバーして余りある実力というものを見せつけられます。
 最近ロケット団に遭遇する率がすごく高いです。売れっ子なんですね。遊吉さん、実はちょっと前半眠くなってしまったのですが、化け物屋敷へ越してからは噺の世界に引き込まれて楽しめました。
 次回は11月、待望のこしら師匠登場。どんな高座になるのか今から楽しみです。

2019年9月22日日曜日

20190921 Y.Tatekawa Blood〜江戸の新風〜vol. 2

内幸町ホール 19:00〜

吉笑…片棒・改
こはる…真田小僧
仲入り
志の太郎…湯屋番
こしら…あの花のお菊の皿
トーク

 立川談志の孫弟子の会ということで、"young tatekawa blood"を略して「Y.Tatekawa Blood」と題されたこの会、私は伺えなかったのだが、2019年4月9日にこしら、談吉、吉笑、寸志というメンバーで開催されたのが初回だった。今回は自然体というか、肩肘張らない雰囲気で、メンバーの個性が発揮された楽しい会だった。
 まずは談笑一門一番弟子の吉笑さん。師匠から教わったという片棒。オリジナルで追加されたと思われる矢継ぎ早に繰り出されるギャグと、ハズすところのタイミングが絶妙でシビれる。
 次いで談春一門のこはるさん。つい先日の横浜にぎわい座でのねずみとはうって変わって軽い感じが楽しい。
 仲入り後は、志の輔一門から志の太郎さん。若旦那っぷりが本当にぴたりとはまっている上に、意外な演出(?)もあり、大層盛り上がった。
 トリは志らく一門からこしらさん。お菊の皿の改作で楽しませてくれる。相変わらずの手練手管で、客を絶対に離さないテクニックはさすが。終演後ロビーに張り出された演目を見て、何か他のストーリーを入れ込んだ作であったのかなと推察。
 若い立川の血って一体なんだろうって思っていたけれど、今回は全体的に洗練された芝居という感じで、ジャズセッションさながらのやり取りが感じられて最高でした。以前伺ったマゴデシ寄席など思い返すと、なんだかみんなオトナになっちまったなぁ。そんな感慨に耽った夜でした。

2019年9月17日火曜日

20190916 ひぐらし亭 昼の部

にっぽり館 13:00〜

おしゃべり(萬橘・たけ平)
萬橘…転宅
仲入り
二人落語(萬橘・たけ平)
たけ平…井戸の茶碗

 まずは、会場の向かいにあるザクロレストランにて幸せランチで腹ごしらえ。「かかってこ〜い」と謎の掛け声とともにサーブされる料理の数々を堪能してきました。一緒にいた夫は国会議員と呼ばれ、店員さんは「国会議員!(消費税)10%いつから〜?」と言いながらいろいろと美味しいものを持ってきてくれます。なんで国会議員なんだかわからないけれど、おかしかったしおいしかった。
 この日のにっぽり館は特別企画で昼夜2回公演とのこと。こちらでは、おなじみのトークコーナーと落語に加え、珍しき二人落語なるものを堪能いたしました。そのまんまなんだけど、一つの演題を二人で演じるというもので、登場人物の対比はもちろんのこと、萬橘さんたけ平さんそれぞれの個性、そして仲の良さ(?)が際立つ、楽しい試みとなっていました。本当は夜の部も見たかったのですが、所用のため退散。お腹も心も満たされた休日でした。
 

2019年9月15日日曜日

20190915 新宿末廣亭9月中席

<昼の部>
(途中から)
柳亭小燕枝…小言幸兵衛
中入り
古今亭菊志ん…お血脈
ジキジキ…音曲漫談
入船亭扇遊…家見舞
柳家さん八…親子酒
鏡味仙三郎社中…太神楽
柳家小さん…たいこ腹
<夜の部>
(前座)林家木はち…寿限無
林家扇兵衛…牛ほめ
ロケット団…漫才
三遊亭天どん…不良クラブ
鈴々舎馬るこ…八幡様とシロ(元犬)
伊藤夢葉…奇術
桂扇生…巌流島
林家木久扇…明るい選挙
東京ガールズ…邦楽バラエティ
桂文生…桃太郎
柳家小ゑん…下町せんべい
中入り
古今亭志ん陽…猫と金魚
翁家社中…太神楽
林家彦いち…ねっけつ!怪談部
三遊亭丈二…レンタルヒデオ
林家正楽…紙切り
林家きく麿…スナックヒヤシンス(全)

 きく麿さんをお目当てに久しぶりの末廣亭でした。夜の部は大入りな感じで大盛り上がり。木久蔵さんの代演でひろ木さんという情報が出ていたので、こちらも楽しみにしておりました(ひろ木さん好きなんで)。が、ん?めくりが…天どん?やったー!心拍数がイッキに跳ね上がりました。
 きく麿さんのことは、サンキュータツオさんが出演していたラジオ番組で口演を流していたのを2回ほど聴いてものすごくはまってしまい、これはもう絶対目撃しなくては!と思っていた割には、あれからだいぶ時間が経ってしまったんだけど、やっと会えましたよ。音源もいいけど、実際に自分の目で見るって大事ですね。あの腰つきとかね。そして今も小林旭の歌が頭の中でエンドレス、なんだゾ!
 丈二さんは2回目で、初めての時は漫談みたいな感じだったのでちゃんとネタを伺うのは初めて。さすが円丈さんのお弟子さんだな、という感じでぶっ飛んでて最高でした。
 扇生さん、天どんさんや馬るこさんのようにはできませんが…と言って始まったのが巌流島。これがまた気持ちよくて、どんでん返しでスカッとしてサゲまで一気に駆け抜ける感じがたまらない。気分爽快でした。

2019年9月13日金曜日

20190912 こはるぴっかり☆未来の二人

横浜にぎわい座 芸能ホール
19:00〜

オープニングトーク
立川談洲…真田小僧
春風亭ぴっかり☆…動物園
立川談笑…粗忽の釘
仲入り
春風亭ぴっかり☆…湯屋番
立川こはる…ねずみ

お囃子 柳沢きょう

 うっかりチケットを持たずに出かけてしまい、会場へ向かう途中で気がついて取りに戻ったので30分ほど遅刻。で、動物園の途中から入れました。スタッフ様の細やかなお気遣いをいただきましてお陰さまでございます。ありがとうございます。
 今回はお久しぶりの皆さんで、再会できてなんだかなつかしいな!という感覚。ゲストの談笑さんは大御所という雰囲気ではないけれど、おにいさん的な立ち位置を醸し出していて、私にとってはやっぱり永遠の心のアニキなんだな。粗忽の亭主の狂人っぷりが最高ですね。
 二ツ目昇進の決まった談洲さん、真田小僧フルバージョンだったと先に入っていた夫から聞く。よく演じられるのは途中までだったのかー。そう言われてみれば、真田のエッセンスが入ってなかったもんな。ふむふむ。
 ぴっかり☆さんは正攻法なんだけど、なんかブレてないというか安定のおかしさでなんだかホッとする。まくらで振っていた林家関係の話とかも、まあいつもみんなが言ってるアレですね、という感じではあるのだけれど、例えていうなら、「おじいちゃんがいつも話してるあの話ね、うんうん」ていうのに近いのかな。親近感を持たせるのが上手いっていうことなんだろうか。
 そしてトリ、待ってましたこはるさん。巷で男前と評判だが、性別とか年齢とかいったものは超越して、噺の世界そのものを描き出すことにものすごく注力しているのではないかと想像する。寄席で大御所がトリで演じていそうな雰囲気を感じられて、幸せでした。もしこはるさんに声をかけられるとしたら、なんかしばらく見ない間におじいちゃんぽく(いい意味です。)なったね!って言いたい。
 つまり未来の二人は、おじいちゃん、ということでいいのでしょうか。

2019年9月9日月曜日

20190907 第2回古今亭駒治独演会

日本橋社会教育会館ホール
19:00〜

林家やまびこ…子ほめ
古今亭駒治…マナー車掌
古今亭駒治…みんなの学芸会
スライドショー
仲入り
古今亭駒治…くたばれ甲子園

 落語ぬうに出ておられるのを見て、この人はすごいな!と思っていたら、こんな御誂え向きの会があるではないですか。新作に鉄道落語、とあったので期待大で来たら、期待以上でした。すばらしい。満席だし。客層も多岐にわたり、子どもさんからステキな和装のマダムたち、そして年齢層もさまざまで、駒治さんって一体…!?って思ってしまったのであったが、高座に上がっている時以外も常にふざけてるんだなこの人は(もちろんディスってる訳ではありません!)というか、もちろんご当人はふざけているつもりはないんだと思うんだけど、そう見えてしまっておかしいというか、そういうところがいろんな人に愛される理由なのかな、なんて、なんかそんな感じのことを考えました。ハイ。
 やまびこさん、見た目はものすごく若いというか幼い感じすらするのに、喋るとその風貌には似つかわしくなく貫禄たっぷりで、妙におかしい。駒治さんの落語はどれも登場人物が結構多くて、ちょっと鯉八さんの多数決を思い出してしまった。くたばれ甲子園というのは新しくできたネタだそうで、詳しいことは書かないほうがいいと思うので割愛するが、色々とおもしろかった。
 すごくたくさん落語会に通ってるわけではないけれど、いつも新しい出会いがあって、面白い人が次から次へと現れるので、本当についていくだけで精一杯という感じで、なかなか追いかけたりできないというのが現状で非常にもどかしいのだけれど、それもまた良しで、一期一会と思って毎回大切に楽しんでいけたらいいのかな、と最近では思えるようになった。次回は1月、また行けるといいな。

20190907 笑福亭たま日本橋劇場独演会

日本橋中央公会堂4階ホール(日本橋劇場)
13:00〜

三遊亭遊七…真田小僧
春風亭昇輔…失恋駄菓子屋
笑福亭たま…ガマの油
笑福亭たま…淀五郎
仲入り
玉川太福…地べたの二人〜おかず交換
笑福亭たま…ショート落語
笑福亭たま…落語と私

 前回4月のチラシで「お、太福さんだ」となって、早速購入したのでかなり待ち遠しく過ごしていた。太福さんは、なかなかタイミングが合わず3度目のオファーでやっと出演がかなったそうで。浪曲師とか講談師は落語家に比べると絶対数が少ないから、希少性も増すのかな、などと考える。太福さんが降りた後のたまさんによると、次の出番があるので15:00くらいに会場を出られたかったのだそうで、じゃあ順番かわりましょう、と提案するも、いえいえ大丈夫です、で押し問答になってしまい、これじゃあまるでさっきの浪曲じゃないか!というお話でした。
 昇輔さんは二ツ目になられたばかりだそうで、おめでとうございます。前座の時はあまぐ鯉さんだったというので、てっきり鯉昇さんのお弟子さんかと思ったら、鯉朝さんのお弟子さんということで、鯉昇さんにとっては孫弟子ということになるのですね。まあしかし鯉昇一門ということにはなるわけで、なるほどDNAを受け継いでいるとでもいうべく、飄々と、とまではいかないまでも、さらりと嫌味なく、しかし誰がなんといっても自分の芸を押し通す芯の強さのようなものを感じましたなぁ。これから楽しみです。
 たまさんは、いつ見てもサービス精神の塊みたいな人だなぁと思います。まだ2回目だけど。全身全霊で笑かしにくる直球なところが好きです。また次回があるといいなぁ。

2019年8月25日日曜日

20190824 広瀬杯学生落語選抜大会 in Shizuoka

島田市金谷生きがいセンター 夢づくり会館 大ホール 12:30〜

【一回戦】
<第1試合>
六松亭柴助(ろくしょうてい しばすけ)九州大学3年…パンティーこわい
ぷりん亭芽りん(ぷりんてい めりん)神戸女学院大学2年…四人癖 JK ver.
ながら家走太郎(ながらや らんたろう)岐阜大学院2年…熊の皮
<第2試合>
立の家喜天烈(たつのや きてれつ)立命館大学3回生…片棒
恋せ家おと女(こいせや おとめ)東京経済大学4年…権助提灯
金香亭三色(こんこうてい みしき)二松學舎大学3年…死神
<第3試合>
神類亭爆笑仙人(じんるいてい ばくしょうせんにん)福岡大学3年…まくら?火垂るの墓?
いかれ亭乱痴気(いかれてい らんちき)桜美林大学4年…瓢箪長屋
立命亭写楽斎(りつめいてい しゃらくさい)立命館大学2回生…天災
<第4試合>
立命亭鯛團(りつめいてい だいまる)立命館大学2回生…猫魔寺
二松亭桜二郎(にしょうてい おうじろう)二松學舎大学4年…天狗裁き
富士見亭りこ一(ふじみてい りこぴん)法政大学3年…茶の湯
【準決勝】
<第5試合>
ぷりん亭芽りん…弟子インターナショナル
恋せ家おと女…if芝浜
<第6試合>
立命亭写楽斎…崇徳院
二松亭桜二郎…まんじゅうこわい
【三位決定戦】
<第7試合>
恋せ家おと女…紙入れ
立命亭写楽斎…阿弥陀池
【決勝】
<第8試合>
ぷりん亭芽りん…じゅげむ
二松亭桜二郎…七段目

審査員
広瀬和生、月亭遊方、桂文治、奥山景布子、中島泰貴
司会
鈴々舎馬るこ

 昨年まで岐阜で行われていた「てんしき杯」のあとを継いで、今年1回だけという限定企画で行われた広瀬杯に行ってきた。ときどき沼津の知人を訪ねることがあり、東海道線の「島田行き」というものの存在は認識していたので、島田なら行きやすそうじゃん!少なくとも岐阜よりは近いし、と思って行ってみたら結構遠かった。静岡県は東西に長い。その長さ、なめたらあかん。
 出場者の選抜については、関東4名、関西4名、東海2名、九州2名を学生主体で選出し、12名を決定。関東・関西ブロックは予選を行い選出、東海ブロック、九州ブロックについては公に予選のようなものはなかった様子。最終的に東海ブロックのエントリーが1名だったため、母数の多い関東に1名分枠を移す形となっていた。(参考:https://logimono.com/rakugo/2019/07/02/東海・九州地区のトーナメント出場者決定!/)
 試合開始前に出場者の紹介があったのだが、1名がまだ会場へ向かっている途中で到着しておらず、出番に間に合わなければ失格という。いかにも落語、で出来過ぎなくらい。第1試合のトップバッター柴助さん、のっけから強烈なパンチを繰り出してきた。この後、演者も審査員も「自分もパンティーって言いたい」ムーヴメントが最後まで続くという。柴助、おそろしい子!芽りんさん、はじめて聞いた噺だったのでちょっとその巧さが瞬間はわからなかったけれど、古典落語だということがわかると、なるほどな!と。走太郎さん、すごくチャーミングで陽性の空気を醸し出していて好感をもった。第1試合の勝者は芽りんさん。
 第2試合は全員古典だったわけだがこれがまたそれぞれ本当によく考えられている感じがして、ものすごく楽しい。喜天烈さんのギャグを散りばめた片棒は、ホント大学生なのかなってくらい上手だし、三色さんの死神も、途中独自の展開などが入っていてなかなかやるな、と思った。そして勝者となったおと女さん、強烈なキャラづくりが功を奏していた。おかしすぎて、思い出してまた笑ってしまいそう。
 そして波乱含みの第3試合へ。到着の遅れた爆笑仙人さんはじめ、間違えて別人のめくりを持って来ちゃった乱痴気さん。おもしろすぎる。そんな中フツーさアピールの写楽斎さん。爆笑仙人さんは、ちょっとヒリヒリする場面があったけど、きっと彼はそうまでしても言いたかった何かがあったんだろうな、などと想像を巡らせる。ちょっと空気が悪くなってしまい、それを立て直そうとした乱痴気さん、大奮闘したせいかハプニングが。勝者の写楽斎さん、テンポが心地よくてすごく聞きやすく、噺に引き込まれた。
 つづく第4試合、鯛團さんの猫魔寺、はじめて聞いた噺だったけれどサゲはオリジナルだったんだろうか。桜二郎さん、なんて達者なんだ!笑いもセンスがよくて玄人はだし。つづくりこ一さんも達者だしサラッとしてて格好いいし、ちゃんと笑わせてくれる。ここでの勝者は桜二郎さん。
 準決勝へと進み、12人中勝ち残ったのは4人。楽しすぎるこの会も終わりが見えて来ちゃって、早くもなんだか少し寂しい気持ちになる。芽りんvsおと女の戦いは、芽りんさんの勝利。弟子インターナショナル、めちゃくちゃおもしろいからブルーレイディスク発売されたらみんな買って見たらいいと思う。if芝浜もめちゃくちゃいいと思ったんだけどな。勝負の世界は厳しい。写楽斎さんの崇徳院は大胆にカットして演じたことによって話の流れがわかりやすくてとても良かった。折り込んで来たギャグも最高。桜二郎さんは、この日はここが頂点だったのかな、と後から思ったりもするけれど、まくらもちゃんと繋がっていて素晴らしいなと。そして3位決定戦、さすがに3席目ともなると疲れが見えて来た感じもしたが、おと女さん写楽斎さん共に独自の工夫が光っていてステキだった。
 そして決勝、芽りんvs桜二郎。優勝は芽りんさん。どちらも最後まで全力投球で素晴らしい口演だった。そして勝者発表のあの瞬間、思い出すと泣いちゃいそうである。芽りんさん、おめでとう!
 学生落語選手権ってどんなもんなんだろう、行って見たいな、と思っていたらてんしき杯中止、それを受けて今回の開催で、関係者や出場者は本当に色々苦労があっただろうと察する。エントリーから選抜、そして広瀬杯本選へという設定に不満のある向きもあったのかもしれない。しかし最終的にこうしてあの場所に立ち会うことができてうれしかったし、他の人々もそうだったろうと思う。
 勝者を決めるというコンセプトなので仕方がないんだけど、甲乙つけがたいってやつで全員本当に面白いし達者で、何より全力で楽しませてくれる。そして試合ごとに、審査員の先生方の講評を聞けるのが楽しい。来年は東京で開催されるそうなので、誰かここを見ている人で興味を持った人が東京近郊にいたら、ぜひ会場へ足を運んでみてほしい。
 そして、やっぱり落語って演者に会いに行ってるんだな、ということなど改めて感じる。学生だとかプロだとか、そういう背景をなしにしても、演者として身を呈して、己をさらけ出して表現というものをして他者を楽しませる人は本当に貴重だし有難い存在だ。だから私はそういうすべての表現者を、ジャンルとか年齢とか経験とか関係なく、全員リスペクトしています、本当に。最後になりましたが、この度は、こんなステキな会を開催してくださって本当にありがとうございました!明宝ハム、食べたい!

2019年7月31日水曜日

20190727 第11回 落語ぬう 新作打ち上げ花火

お江戸日本橋亭 18:00〜

三遊亭ぐんま…銭湯最前線
三遊亭白鳥…悲しみはビックリガードに向けて
柳家小ゑん…顔の男
仲入り
トーク(円丈・駒治・たん丈)
古今亭駒治…さよならヤンキー
三遊亭円丈…いたちの留吉

 ぐんまさん、いろんな笑いのポイントを盛り込んできていて、今も思い出すとニヤニヤしてしまう。そして白鳥さんのやんちゃっぷりが本当におかしい。小ゑんさんは喉の調子がよくないとのことだが、いやはやそんなことは忘れてしまうくらい笑わせてくださった。駒治さんは勢いがすごい。勢いだけでなく、こんなすごい人がいたんだ、と発見した気分。円丈さんは客席にも参加を促しつつ落語の世界へ。
 こうして振り返ってみると超豪華メンバーである。いろんな世代の噺家さんの新作が一堂に会するこの機会に居合わせることができて、しあわせー。結局のところ、やっぱり新作が好き、なんだぜ。

20190727 ひぐらし亭

にっぽり館 11:00〜

おしゃべり(萬橘・たけ平・兼太郎)
まん坊…平林
兼太郎…夏泥
たけ平…袈裟御前
仲入り
萬橘…鮑のし

 トークからスタート。のっけから、ゲスト兼太郎さんの個性が引き出されていたと思う。続くまん坊さん。エラそうな言い方だけど、本当に上手くなった。初めて伺ったのが2018年の3月なので、まだ1年ちょっとしか経っていないのに、こんなに変わるものなんだな、と。
 たけ平さん、この日はちょっと寄席の雰囲気だった気がした。ご常連の方がいらしたのだろうか。そして萬橘さん。笑いすぎてあんまりよく憶えていない、というくらい、本当に死ぬほど笑った。
 もうすでにお腹いっぱいだが、このあと夜はお江戸日本橋亭で落語ぬう。

2019年7月25日木曜日

20190723 気になる三人かい…

町田市民ホール 18:30〜

(前座)春風亭与いち…熊の皮
春風亭一之輔…お見立て
仲入り
三遊亭萬橘…真田小僧
柳家三三…お化け長屋

 開口一番「まってました!」の声に、絶対ウソでしょプログラムのってないし、と返す与いちさん。仲入り後、なんの声もかからないことをなじり始める萬橘さん。そしてさらにそれをネタに萬橘さんをいじる三三さん。後半中座されるお客さんも2名ほどいじられていて、ハプニング満載の楽しい会だった。
 三三さんを長津田の会で初めて見たのは2年ほど前だっただろうか。トリで大工調べをやっておられた。その時の印象は、普通にうまい人なのかな、という感じで、こんなに笑わせてくる人だとは知らず、良い意味で裏切られた。
 萬橘さんが「気になることはいっぱいあるんですけどね…」と何度か言っていたのだけれど、ハプニングが起こったために、気になることの全てを聞けていないような気がして、私は今そのことがとても気になっている。


20190719 三遊亭萬橘・瀧川鯉八 vol. 2

内幸町ホール 19:00〜

三遊亭まん坊…桃太郎
瀧川鯉八…多数決
三遊亭萬橘…千両みかん
仲入り
三遊亭萬橘…富士詣り
瀧川鯉八…長崎

 鯉八さんの多数決は何度目かわからないけれども、だんだん磨かれていく感じがする。萬橘さんの枕にて、会の名称が「まんぱち」になりました、とのこと。「ぱーまん」でもよかったんですけどもね、とも。パーマン?
 そして、ちょっと自虐ネタっぽいのを入れつつ鯉八さんを持ち上げる萬橘さん。持ち上げるフリして実は自分が一番面白くなってるっていう。萬橘…おそろしい子!
 問題作、鯉八さんの長崎が聞けてうれしい。長崎には数年前に初めて旅行したのだけれど、また近々行きたくなった。
 次回の開催も決まっているようなので、こちらも楽しみである。

20190715 第136回グリーンホール八起寄席

相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館) 多目的ホール 14:00〜

(前座)立川花修…道灌
桂竹千代…古事記
立川談修…ちりとてちん
仲入り
神田鯉栄…赤垣源蔵 徳利の別れ



三遊亭上楽…転宅

 祝日ということもあってか、ほぼ満席。前座の花修さんは入門3ヶ月だそうで、談吉さんよりは後だが、実質一番弟子ということになるのだろうな。とても落ち着いた雰囲気で、これから先どうなっていくのか楽しみ。
 竹千代さんと鯉栄先生は割とテンション高くいく感じ。対して談修さん上楽さんは割と淡々とした雰囲気で、ちょうど良いバランスがとられているようにも感じられた。
 この会に講談が入るのは珍しいようで、次は何年後?次回9月も祝日開催。

2019年7月14日日曜日

20190713 第224回ざま昼席落語会

ハーモニーホール座間 小ホール 14:00〜

柳亭市朗…まんじゅう怖い
立川談幸…青菜
橘家圓太郎…猫の災難
仲入り
橘家圓太郎…小言念仏
立川談幸…井戸の茶碗

 市朗さんのまんじゅう怖い、入りが初めて聞いた形だった。ちょっとロングバージョン?
 談幸さん、念願叶って座間で伺えるとはありがたい。サラッとした中に散りばめた、いたずらっぽさがチャーミング、こちらも自然と笑みが出る。圓太郎さん、チクリと刺しつつも全体的には茶目っ気たっぷりで、私的には、これだよこれ〜、と膝を打ちたくなるような口演だった。
 毎回大満足のこの会、私はまだ通い始めて数えるほどだが、224回も続いているとは恐れ入る。これからもできる限り足を運びたいと思う。
 

20190706 小遊三・幸丸・昇太三人会

ハーモニーホール座間 大ホール 18:00〜

春風亭昇咲…桃太郎
春風亭昇太…看板のピン
桂幸丸…新島八重伝
仲入り
のだゆき…(音楽パフォーマンス)
三遊亭小遊三…厩火事

 小遊三さんを是非いちど生で伺いたい、ということでの今回。昇太さんの結婚の話のこともあって非常に盛り上がり、いいタイミングだった。
 ずっと気になっていた、のだゆきさん登場で、個人的にテンションが上がる。ちょっと脱力系入ってるとでも言えばいいのだろうか、うまくは言葉にできないけれど私はかなり好きなタイプ。
 そして小遊三さん。テレビで見せる顔とは全然違っていて、はっきり言ってシビれた。寄席ではどんな感じなんだろう。
 あとで知ったことだが、どうやら幸丸さんを中心とした会のようで、すでに何度か行われているらしい。次回以降もぜひ注目したい。




20190702 もっと新日本の話芸in内幸町ホール

通算すると第43回
内幸町ホール 19:00〜

鈴々舎馬るこ…八幡様とシロ(元犬)
三遊亭萬橘…次の御用日
仲入り
立川こしら…品川心中
トーク

 場所を移して2回目の開催。今回もチケットは完売とのこと。
 かなりオリジナルな時事(?)くすぐり満載の元犬からの、次の御用日。見ていてものすごく疲れそうだな〜と思ってしまうのだが、実際のところどうなんだろう。トリのこしら師匠、広瀬さんもトークでおっしゃっていたがなんだかいつもより様子がおかしくて、それだけで笑ってしまう。新しい作戦だろうか。ホント侮れないな。
 次回は未定とのこと。楽しみに待ちたい。

2019年6月28日金曜日

20160622 赤坂萬橘會

赤坂会館 13:00〜

じゅうべえ…悋気の独楽
萬橘…青葉
仲入り
萬橘…唐茄子屋政談

 前回の四季の萬会が4月でその次が9月、と少し時間が空くため今回は赤坂倶楽部という枠で会が行われる運びとなったそう。こうして定期的に行ってくれるのはありがたいし、決まったお客さんがつきやすいだろうなと思う。
 開口一番はじゅうべえさん。このあいだ両国寄席で初めて伺って今回で2度目。開口一番はいつもはお弟子のまん坊さんなので、ちょっとびっくりしつつもうれしい。じゅうべえさんはアクションが派手で表情も豊かで、お妾さんをものすごく大げさにやったりするのが本当におかしい。また見られるといいな。
 萬橘さん、青葉では破壊しておいて、唐茄子屋では少し違った雰囲気を出そうとしていたのかな、最近そのパターンが多い気がする。私が気がつかなかっただけで、ずっと前からいつもそうだったのだろうか。


20190621 立川談春独演会

町田市民ホール 18:30〜

権助魚…談春
仲入り
三軒長屋…談春

 初めての談春さん。ついでに町田市民ホールも初めて。談春さんは今もっともチケットが取れない噺家と言われているので全く念頭になかったのだが、他の会のチケットを購入した時にまだ空きがあることが判明しすぐさま購入。まさか見られるとは思っていなかった。なんだか実感がわかないまま会が始まる。
 談春さん、高座に上がると開口一番「横浜線が止まったようで」。主催者にどうしましょう、と言われたのですがどうしましょうも何も適当にしゃべってればいいんでしょってわけでこれからどうでもいい話をします、というようなことをおっしゃって長い長いマクラのような話がはじまる。これはこれで貴重だったのではなかろうか。
 とても厳しい師匠だとお弟子さんや立川流の噺家さんがおっしゃるので一体どんな方なのかと思っていたのだが、当たり前かもしれないけれど高座の上ではいわゆる怖い人とは対極ともいえる、爽やかな雰囲気で心地よい空間を演出してくれるとても素敵な師匠でした。もしチケットが取れたらまた行こう〜!


2019年6月19日水曜日

20190615 両国寄席

お江戸両国亭 18:00〜

(前座)三遊亭じゅうべえ…一目上がり
三遊亭兼太郎…饅頭怖い
三遊亭好吉…見世物風景
林家時蔵…犬の目
三遊亭遊史郎…紙入れ
三遊亭王楽…新聞記事
仲入り
マギー隆司…マジック
三遊亭萬橘…次の御用日

 初両国寄席。両国亭も初めて。噂の変なところにある柱ってこれかぁ〜と何だかしみじみと。じゅうべえさん、そういえば、という感じだったが今回拝見できてよかった。これからどうなっていくのか色々な意味で楽しみ。好吉さん、肩の力が抜けた感じがよかった。時蔵さんは、あーなんかこういう人浅草とかにいそう!という感じでたのしい。遊史郎さん、色っぽい噺が似合う感じ。隆司さんは色々とやばい。こういう人すきだ。主任の萬橘さんはいつもどおりの場内大爆笑。涙が出るし、息が吸えない。
 子どもさんがいらしたのでみなさんそれをめがけてやってます、ということだったが、遊史郎さんと王楽さんのところは中座されていたので、ちょうどよかったね、などと他のお客さんが話しかけていたりして和む。
 すごくゆる〜い空気が流れていて、いろいろ癒された。またふらりと行きたい。


2019年5月26日日曜日

20190525 浅草演芸ホール5月下席

<昼の部>
(前座)三遊亭ぐんま初天神
三遊亭わん丈おかんのおかげ
林家正蔵(木久扇師匠の話)
ニックス漫才
春風亭㐂いち熊の皮
三遊亭歌武蔵(相撲漫談)
三増紋之助曲ごま
林家たけ平(おじいちゃんおばあちゃんの話)
桂文楽悋気の火の玉
ストレート松浦ジャグリング
柳亭燕路出来心
金原亭伯楽(志ん生の話)
江戸家小猫ものまね
春風亭三朝代書屋
鈴々舎馬風(楽屋の話)
仲入り
三遊亭丈二(病気の話)
ホームラン漫才
柳家はん治ぼやき居酒屋
春風亭一朝転失気
アサダ二世マジック
三遊亭圓丈グリコ少年
<夜の部>
(前座)柳亭市若寿限無
鈴々舎馬るこ糖質制限初天神
すず風にゃん子・金魚漫才
柳家寿伴幇間腹
柳家小ゑんほっとけない娘
ぺぺ桜井ギター漫談
柳家一九都々逸親子
桂ひな太郎紙入れ
丸山おさむ声帯模写
柳家小満ん粗忽長屋
仲入り
柳亭市楽芝居の喧嘩
春風亭勢朝紀州
一風・千風漫才
三遊亭歌奴西行鼓ヶ滝
柳家小里ん長短
鏡味仙三郎社中曲芸
柳亭市馬船徳

 㐂いちさん、寿伴さんの二ツ目昇進記念。きいち改メ㐂いちさんの「き」は、東京かわら版では「喜」になっているけれど、Webページなどでは「㐂」となっている。「㐂」は「喜」の異体字とのことなので(参考https://kanji.jitenon.jp/kanjin/6597.html)、どちらも同じといえるのかもしれないけれど、活字では「㐂」が使えないなどの事情があるのだろうか。
 円丈さんの上がる前に、舞台から客席に降りる階段をチェックしている人がいたので、もしや、と思っていたら、予感的中、グリコ少年だった。キャラメルはキャッチできなかったし(どんくさいので)、私が座っていたところは駆け抜けなかったけれど、でもうれしかった。
 市馬さん。ええ声や。前半眠くなってしまったけれど、後半はたのしかった。ええ声が眠りを誘うのかもしれない。
  馬風師匠、歯磨き粉の匂いがした、気がした。

2019年5月23日木曜日

20190520 第135回グリーンホール八起寄席

相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館) 多目的ホール 18:30〜

三遊亭しゅりけん…弥次郎
春風亭昇々…鈴ヶ森
三遊亭兼好…湯屋番
仲入り
ニックス…美人漫才
立川志ら乃…居酒屋

 昇々ちゃん、ずーっと膝立ち。そしてちょっと右斜め。テンション高く矢継ぎ早に繰り出されるギャグ。それを受けてか、兼好さんもこないだ見たときと比べてハイテンションな気が。ニックスが落ち着いて見える。定席の寄席では聞けないような話が聞けてうれしい。そしてハイテンション、プラス暴走気味な志ら乃さん。これはいつも通りか。空気なんか読まねぇよって感じがちょっとヒヤヒヤしたけれど、まあ楽しそうだったからよし。全体としてエネルギッシュに一気に駆け抜けた感の会だった。今回大入だったそうで。やっぱり賑やかなのはいいですね。

2019年5月19日日曜日

20190518 ひぐらし亭

にっぽり館 19:00〜

まん坊…桃太郎
らっ好…ぞろぞろ
おしゃべり(萬橘・たけ平・らっ好)
仲入り
萬橘…出来心
たけ平…中村仲蔵

 念願の谷中散策がかなう。お墓を散歩したり、ビール飲んだり、おいなりさん食べたり。入りは前回よりも少なめながら、上々だったよう。そしてやっぱり演者が近すぎでちょっとどぎまぎする。
 萬橘さんのふざけ方というのは、なんだかとても正しいというか、ふざけてるのに正しいというのは少し変なんだけれども、安心してのっかれるふざけ方というのか、そういうものが最近見えてきた気がする。そして、とても人当たりの良さそうならっ好さん。萬橘さんとの衝撃エピソードが楽しい。
 たけ平さんは、今までちょっとよくわからないな、と思っていたのだけれど、トークコーナーでの萬橘さんの取り扱いはバツグンだし、至近距離で見るとすごく引き込まれるものを持ってるんだな、ということがわかった。中村仲蔵、見事にやられました。

2019年5月12日日曜日

20190511 第223回ざま昼席落語会

ハーモニーホール座間 小ホール 14:00〜

柳亭市若…牛ほめ
三遊亭萬橘…鰻屋
柳亭市楽…粗忽の使者
仲入り
柳亭市楽…お血脈
三遊亭萬橘…佐々木政談

 急に夏のような暑さ。ビールをのみたいな、という気持ちを抱えつつ30分ほど前に到着。さすがに喬太郎さんの上がった前回のような喧騒はなかったが、なかなかの盛況で、すでに長い列ができていた。
 開口一番後、萬橘さんはいきなり全てを破壊していったという風情であった。最前列に座ったせいなのだろうか、涙を流し息が吸えなくなるくらい笑った。あんなに笑ったのは一体いつぶりだろう。
 市楽さんは来年の春に真打昇進が決まったそうで、おめでたい。この日の前座の市若さんは弟弟子だそうで、なんだかむっちりピチピチした感じのお弟子さんが多いのかな市馬師匠。
 萬橘さんはこの会が始まったばかりの頃、前座橘つきとして何度か上がっていたようだが、その頃を見てみたかった。しかし、あんなに派手にやってもなぜか愛されキャラな感じがする萬橘さんの魅力とは一体なんなのだろう。破壊神萬橘。最終兵器萬橘。

令和になって最初の回だったんですね


 

2019年5月7日火曜日

20190430 ひぐらし亭

にっぽり館 13:00〜

三遊亭まん坊…転失気
三遊亭鯛好…鈴ヶ森
林家たけ平…ラストソング
おしゃべり(萬橘・たけ平・鯛好)
仲入り
三遊亭萬橘…湯屋番

 4月に新しい小屋ができたということで、早速伺ってみることに。席数は、ざっと数えて38席くらいか。とてもコンパクトなスペースで、客同士肩を寄せ合い、至近距離での高座が堪能できる。ていうか間近にみる萬橘さんの狂気の伝わり方がハンパない。そして本当に演者との距離が近いので、どこに目線を置けばいいか困る。それくらい近い。子供さんも結構いて楽しい。そんななか構うことなく下ネタを炸裂させる萬橘さん。他所で見るより自由で楽しそうだ。
 ゲストの鯛好さん、40歳くらいで入門し今年10周年とのこと。いい感じで年の功みたいなものが出ていてステキだった。子供さんたちもよく笑っていた。
 谷中を訪れたのは今回が初めてだったが、とても楽しいところだ。落語会とあわせてまた寄りたい。
根津神社のつつじ祭りにて

20190429 桂文珍大東京落語会 vol.12

国立劇場 小劇場
16:00〜

リクエストコーナー
桂楽珍…手水廻し
桂文珍…星野屋
三遊亭兼好…雛鍔
桂文珍…スマホでイタコ
仲入り
桂文珍…らくだ

三味線)内海英華
鳴物)林家うさぎ
笛)桂福矢

 国立だが、いつもの演芸場ではなく小劇場。我々とは違う人種の集う場所。国立劇場。と思ったら、となりの大劇場の方では歌舞伎はやっていなくて発表会のようなことが行われていた様子。セレブ達を拝見しようと楽しみにしていたのだが。
 リクエストを記入してから着席するという流れだというので、60ほど印刷された中から「商社殺油地獄」「天狗裁き」「小言幸兵衛」の3つを選んでみる。私が書いたものは残念ながらどれも選ばれなかったが、しかし開場から開演の短時間で集計するというのはすごい。どうやっているんだろう。
 次回はなんと大劇場のほうで20日間行うとのこと。いやはやなんともスケールが大きい。スケールの大きさといえば小朝の武道館というのがあったな。ともあれ1回は伺いたいものだ。


20190427 渋谷に福来たるSPECIAL〜落語フェスティバル的な〜四派爆笑編

渋谷区文化総合センター大和田
伝承ホール 18:30〜

トーク
立川こしら…干物箱
三遊亭萬橘…二十四孝
仲入り
三遊亭天どん…なりたいもの
瀧川鯉昇…餃子問答

 たまさんの会でお腹いっぱいになり、昼食を取り損ねていたので胃袋の方も満たそうと水天宮界隈で天丼を食べ、少しぼーっとしながら到着。ぼーっとしていたら、天どんさんにやられた。すっかり覚醒させれて、つづく鯉昇さん、ここまでの演者の様子を「異常行動」と評しつつも、しっかり受け止めてのっかっていくのがステキだ。飄々としているけれど、なんでも来い、どーんとこい、という懐の深さ。
 萬橘さんも異常っぷりが申し分なく発揮されていてすばらしく、熱い会だった。何日かかけて複数の会が行われていてほとんど完売したようだが、この会と後もう一つは残席があるようだった。売れる法則というものがあるのだろうな、と少しさみしい気がしながらも、まあそんなもんなんだろうな、という気もする。



20190427 笑福亭たま日本橋劇場独演会

日本橋中央公会堂4階ホール(日本橋劇場)
13:00〜

三遊亭あんぱん…猫と金魚
笑福亭たま…借家怪談
笑福亭たま…軽業講釈
立川生志…ぞろぞろ
仲入り
一龍斎貞鏡…黒田節由来
笑福亭たま…ショート落語
笑福亭たま…千客万来

三味線)恩田えり

 かねてから気になっていた、たまさんを拝見する機会をようやく得た10連休の初日。ハメものあり、講談あり、ショート落語ありのてんこ盛りで満腹になった。前座のあんぱんさん、ハプニングで可哀想だったけれどめちゃくちゃ面白かった。そのまんま人が出てるなという感じがして素敵だ。
 講談は時々聞くと、落語と比べるとものすごく稽古してるんだな、というのが感じられて面白い。落語の場合は「稽古してます」というのをあまり感じないのはなぜだろう。
 そしてこの後は、鯉昇さんの出る渋谷の会へ。

20190425 もっと新日本の話芸in内幸町ホール

通算すると第42回
内幸町ホール 19:00〜

三遊亭萬橘…猫と金魚
立川こしら…疝気の虫
仲入り
鈴々舎馬るこ…幽チューバー山本カヨ
トーク

 「もっと」になって第1回め。これまで成城ホールで行われていた会が、今回より場所を変えて新たなスタートとなった。チケット完売となったそうで、おめでたいことだ。
 こしらさんという人を初めて見たのは数年前のお蕎麦屋さんでの会で、その時はめちゃくちゃ面白いと思い、その後度々こしらさんの出る会に足を運んでいたのだが、正直なところなんだかいまひとつピンとこない感じが続いていて、実はちょっと気に病んでいた。で、今回またすごく面白い!って思えて、とりあえずホッとしている。
 馬るこさんの新作を伺ったのは今回がはじめてで、食べ物がらみのネタ以外ですごく味が出てるなーという新たな発見があった。
 次回からは場所等未定とのことだったが、先日、次は7月に内幸町ホールで開催されるという情報が流れていた。順調な滑り出しでなにより。

2019年4月20日土曜日

20190413 第222回ざま昼席落語会

ハーモニーホール座間 小ホール 14:00〜

柳亭市朗…出来心
むかし家今松…開帳の雪隠
柳家喬太郎…花筏
仲入り
柳家喬太郎…小政の生い立ち
むかし家今松…百年目

 この会は自由席なので、いつも結構早くから並んでいる人がいるのだが、今日は喬太郎さんが出るということで、混むだろうと早めに家を出る。11:00ごろ到着すると、さすがに早すぎたのかまだ並んでいる人はいなかった。12:00くらいに先頭の人が並びだしたので、すかさず後に付く。開場後、ロビーで入って来る人の列を見ていたのだけれど、こんなに大勢入るのかーっていうくらい列が途切れず繋がっている。やっぱり人気者効果はすごいな。
 この日の喬太郎さんは、そんなにハジけてはいなかったけれど、トリが今松さんだからだったのだろう。芝居全体がいい感じに盛り上がって本当にいい会だった。百年目ってお花見が出て来る噺だったんだ。お花見の噺を堪能して、桜舞い散る中を歩いて帰る。並ぶの大変だったけれど、サイコー!またひとつステキな春の思い出ができた。





2019年4月7日日曜日

20190406 第18回玉川太福"月例"木馬亭独演会

浅草木馬亭 18:00〜
出演: 玉川太福 曲師: 玉川みね子
ゲスト: 桂福丸

太福…世界一
太福…地べたの二人 骨付きチキン
福丸…天狗裁き
仲入り
太福…祐天吉松(三) きらめく白刃

 前回同様、四季の萬会からの、である。最近木馬亭の定席には2ヶ月連続で来ることができていたので、だいぶ木馬亭にも慣れてきたな、という感じですっかりリラックスしてしまい、ちょっとウトウトしてしまったりもしたが、盛りだくさんの楽しい会だった。
 太福さんは、落語芸術協会に入会され、また、ラジオのパーソナリティをレギュラーで務めるなど、活躍の幅も広がり、今まさにノリに乗っているところなのではないだろうか。これからどうなっていくのだろう。非常に楽しみである。ただ、もうちょっと落ち着いて浪曲が聞きたいなぁと思うのは、私のわがままな希望なのだろうな。


20190406 第19回四季の萬会

浅草見番(浅草三業会館)14:00~
ゲスト: 柳家喬太郎

西村…浮世根問
萬橘…長屋の花見
喬太郎…同棲したい
仲入り
萬橘…中村仲蔵

 西村さん。名前だけで既にツボだし、若そうに見えるけどすごく達者で面白い。あとで調べたら、お笑いなどやっていた方とのことで納得。
 喬太郎さん、正直今まであまり良さがわかっていなくて、いや、面白いということはもちろん知っていたけれど、今のこの異常な人気はいったいなんなのだろうか、と思っていたのだった。今回は客席と一体となって、本当に楽しい一席だった。前に見たのが結構大きめのホールだったということもあって、あまりノレなかったということなのかもしれない。
 そして、萬橘さん。今回はちゃんと満喫できました。やはり前回はまばらな客席と、演者も遠いということが満喫できなかった一因だったのだろうか。
 今回はハプニングがあって、入れないかも、という状況だったのだが、結果的に見られてよかったね、ということで心に残る会となった。


2019年3月31日日曜日

20190329 三遊亭萬橘独演会

日本橋社会教育会館 19:00〜

まん坊…古着買い
萬橘…蒟蒻問答
仲入り
萬橘…妾馬

 今回の会場は、小学校や図書館の入った複合施設の中にあるホール。全体的に余裕をもたせた座席の配置で、ゆったり座れる。この独演会は今回からこの会場に移ってきたそうで、キャパが増えたために空席が目立ってしまうとのことだが、スペースに余裕があるのも悪くないかな。よく響くホールで、声を張るとわーんと広がって、それがまた可笑しさを加速させる。
 とまあ、いつもどおりの萬橘さんで楽しかったのだが、実を言うともう一つ萬橘さんを満喫できなかった感が残ってしまった。全力で楽しめなかった感じ。おそらく自分の捉え方の問題なのだろうけれど、はっきりとした原因は不明。自分に足りないところというか、欠けているものがあるのかも知れないな、と思っている。そして今はそいつを探す旅の途中で、この先もずっと続いていくのだろうな、というようなことをぼんやり考えている。


2019年3月19日火曜日

20190318 第134回グリーンホール八起寄席

相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館) 多目的ホール 18:30〜

桂南太郎(前座)…真田小僧
三遊亭ぽん太…時そば
瀧川鯉橋…粗忽の釘
仲入り
宮田陽・昇…漫才
桂やまと…幾代餅

 特に予定はしていなかったのだが、このところ、なんとなく落語熱みたいなものが上がってきていて、ふらりと行ってみようかという流れに。鯉橋さんと宮田陽・昇先生以外はお初。
 南太郎さん、初々しい感じがたまらない。このところ見る前座さんというのは、みなさん堂に入っているというのか、落ち着いた雰囲気の方が多かったので、ほっこりする。
 鯉橋さんはものすごくテンポが良くて、うまく乗っかれるとずっと笑い続けてしまう感じで腹筋が痛い。
 やまとさんの幾代餅、ほろっとさせて笑わせるってやつで、こういう感じは久しぶりだなぁと、なんだかとても爽やかな気持ちになった夜だった。


2019年3月18日月曜日

20190316 池袋演芸場3月中席

<昼の部> 途中から
三遊亭吉窓…本膳
柳家小ゑん…ミステリーな午後
ロケット団…漫才
林家正蔵…蜆売り
仲入り
三遊亭究斗…ミュージカル小噺
柳家小さん…無精床
林家二楽…紙きり
三遊亭円丈…夢一夜
<夜の部>
(前座)柳家寿伴…狸の札
柳亭市童…高砂や
柳家あお馬…悋気の独楽
すず風にゃん子・金魚…漫才
柳亭こみち…豊竹屋
三遊亭金時…唖の釣り
林家正楽…紙きり
林家錦平…紀州
柳家小のぶ…火焔太鼓
仲入り
柳亭市楽…蝦蟇の油
春風亭一朝…宗論
ストレート松浦…ジャグリング
柳亭市馬…三十石夢乃通路

 昼の部は立ち見で。とりあえず小ゑんさんに間に合ってうれしい。昼の部終演後、「円丈落語全集 ; 1・2」二冊を購入。サインをしてもらい、ツーショット写真も撮ってもらって感激。円丈さんはサインしながらもいい感じに話しかけてくれたりして本当に素敵だった。
 小のぶさん、ものすごく引き込まれた。落語ってただしゃべってるだけではなく、単に演じるという枠にも収まるわけでなく、ああこれが話芸っていうことなのだな、という思いがずしっとお腹に入ってくる感じがした。
 今回も貴重な経験ができて大満足。

2019年3月15日金曜日

20190313 露の紫独演会 三都噺旅 東・お江戸奮闘篇

成城ホール 19:00〜
入門10周年記念興行(振替公演)

林家つる子…宗論
露の紫…手向け茶屋
春風亭一之輔…あくび指南
仲入り
露の紫…中村仲蔵

三味線…千葉しん 鳴り物…桂紋四郎

 昨年の9月30日の公演予定だったものが台風接近のため中止となり、結局この日の開催と相成ったとのこと。何はともあれ、おめでたい。客入りは少なかったが、つる子さん一之輔さんが大いに盛り上げ、上方の賑やかさもあいまって、非常に心地よい時間を過ごさせてもらった。
 紫さんはお初で、一門の方々もまだ拝見したことがないので、ダブルにお初ということになるが、今後また機会をつくって見にいくようにしたいと思う。


2019年3月12日火曜日

20190310 浅草演芸ホール3月上席

<昼の部>
(前座)桃月庵あられ…道灌
(前座)入船亭扇ぽう…たらちね
林家扇…真田小僧
林家きく麿…寝かしつけ
ダーク広和…マジック
三遊亭青森…強情灸
三遊亭歌武蔵…(相撲漫談)
ぺぺ桜井…ギター漫談
林家彦いち…みんな知ってる
三遊亭圓丈…金さん銀さん
すず風にゃん子・金魚…漫才
入船亭扇辰…悋気の独楽
春風亭一朝…牛ほめ
林家正楽…紙切り
桂文楽…替わり目
鈴々舎馬風…(漫談)
仲入り
春風亭三朝…やかんなめ
ロケット団…漫才
三遊亭歌奴…佐野山
橘家圓太郎…松竹梅
ストレート松浦…ジャグリング
林家ひろ木…クイズの王様
<夜の部>
(前座)春風亭きいち…やかん
古今亭始…元犬
柳亭こみち…熊の皮
ニックス…漫才
金原亭馬太郎…湯屋番 かっぽれ
古今亭菊太楼…ざるや
林家楽一…紙切り
古今亭菊之丞…片棒
柳家小ゑん…ぐつぐつ
アサダ二世…マジック
金原亭伯楽…親子酒
仲入り
林家正蔵…一眼国
古今亭志ん輔…豊竹屋
柳家小菊…粋曲
三遊亭鬼丸…権助魚
古今亭志ん彌…(将棋のはなし)
翁家勝丸…曲芸
古今亭文菊…子別れ

 ひろ木さんのトリ目当で昼の部だけのつもりだったが、やはり夜の部の文菊さんを見ないことには帰れないな、という気持ちになり結局一日滞在してしまった。青森さんと馬太郎さんの二ツ目昇進のためかとても豪華な顔ぶれ。圓丈に一朝に馬風って。すごすぎる。思い出したらドキドキしてきた。救心。
 小ゑんさんはお初だったが、ヤバかった。ちょっと追いかけたくなった。そして、ある意味この日はお客さんが最もヤバかったのではないか。まくらを振っている最中に合いの手を入れて怒られていたり(もちろん本気で怒っているわけではない)、特に笑いどころはないところで突然大声で笑い出す人などなど色々とやばい。浅草ワンダーランドである。
 寄席は大人のテーマパークなんだな、ってふと思った。

20190309 第221回ざま昼席落語会

ハーモニーホール座間 小ホール 14:00〜

柳亭市朗…花色木綿
桂宗助…釜猫
桂文我…京の茶漬け
仲入り
桂宗助…稲荷俥
桂文我…てれすこ

 座間で上方落語を堪能できるとは思わなかったので、めちゃくちゃ嬉しい。昨年末に行った大阪の繁昌亭の思い出がよぎる。なんといっても上方は華やかだし、ご陽気で気持ちが上がる。宗助さんのされたのは両方ともハメもの入りで、特に釜猫での使われ方はすごくおかしかった。宗助さんは総じてゴキゲンな感じがとても素敵だ。3代目米朝の珍しい噺を多く持ち、米朝の芸をもっとも色濃く継いでおられるらしい。文我さんのリクツっぽさも、関西系リクツっぽさというか、あぁ昔こういうおっちゃんようおったな、とでもいうような独特なノリがあるというか、やっぱり関東とは一味ちがう。心に残る貴重な経験だった。


20190302 瀧川鯉八独演会 ちゃお vol. 4

四谷区民ホール
19:00~
ゲスト: 春風亭百栄

三遊亭金かん…寄合酒
瀧川鯉八…やぶのなか
春風亭百栄…浮世根問/リアクションの家元
仲入り
瀧川鯉八…いまじん
瀧川鯉八…サウスポー

 会場は新宿御苑そばの区民センターのビルの中のホール。中には図書館や出張所、東京都水道局やオフィスが間借りしている上に、ハンバーガーショップもあるちょっと面白い感じのビルだ。少し早めに到着すると、すでに行列ができている。全席指定でもつい並んでしまうのが、落語会というもののデフォルトなのだろうか。
 ゲストの百栄師匠。こんなところで私なんかが、何かごちゃごちゃいうのは本当にもったいないという気がするので、あえて何も書かずにおきたいと思う。
 落語は昼間より夜の方がいいっていう話は時々聞くけれど、今回はその意見にすごく同意できる経験ができたような気がする。春はあけぼの、よりも、夜、かな。


2019年2月25日月曜日

20190216 第16回みどりアートパーク寄席「鯉昇・萬橘二人会」

横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク ホール 14:00開演

桃月庵ひしもち…転失気
柳亭市楽…湯屋番
瀧川鯉昇…武助馬
三遊亭萬橘…井戸の茶碗
仲入り
三遊亭萬橘…売り声
瀧川鯉昇…ねずみ

 この会場も次年度より管理者が変わるため、これで最終回とのこと。小中学生は無料でご招待という素晴らしい会だったということもあり、残念至極。
 ひしもちさんの転失気は、珍念さんの意地の悪さみたいなものは感じさせず爽やか。とても落ち着いた雰囲気の方で素敵だった。
 市楽さんは宮治さんみたいだと思った。元気バクハツな感じ。前に来た時は宮治さんがこの位置だったので、主催者の好みなんだろうか。
 鯉昇師匠の力の抜け感みたいなものが心地良すぎる。脱力系なんだけど、頭から尻尾まで一寸たりとも気を抜かずにもてなしてくれる感じが、もう本当に贅沢で幸せな時間。比べるのもなんなのだが、萬橘さんがとても若く見える。いろいろな意味で。これはこれで貴重な経験だった。

20190214 談笑「落語外伝」:名作落語〜それまで・そのあと・スピンオフ

第7回 品川心中
成城ホール 19:00開演
出演: 立川談笑 広瀬和生(アフタートーク)

 会場である成城ホールは、新年度より管理者が変わるために、この会も一応この日が最後ということであった。また別の場所でできれば、という話はされていたがどうなるだろうか。同じくこの会場で長らく行われていた広瀬和生さんプロデュースの「新ニッポンの話芸」とは異なり、フツーに始まってフツーに終わったという感じで、ロビーにこれまでの歩み的なチラシの展示があった以外は、特に特別なことはなかった。
 この会は、高座の後に談笑さんならではの解釈の説明や、広瀬さんの解説などのトークがあって、一粒で2度美味しいともいえる会だったので、またどこかで続いてくれることを切に願う。


20190209 第220回ざま昼席落語会

ハーモニーホール座間 小ホール 14:00〜

柳亭市若…新聞記事
桂小文治…七段目
隅田川馬石…火焔太鼓
仲入り
隅田川馬石…ざるや
桂小文治…徂徠豆腐

 馬石さんは寄席で一度見たきりだったので、じっくり拝見するのは初めて。寄席で見たときも、ざるやだった。この日のざるやは、寄席より短いような気がした。えっ、もう終わっちゃったの?的な。小文治さんは、多分お初。芝居の口調がとても印象的。超かっこいいです。この日の徂徠豆腐は、ちょっと悲しいところが強調されてるような気がして辛かったけれど、ハッピーエンドなのでまあいいか、という感じ。やっぱり話に引き込む力がすごいなと。
 とはいえ、なんだかこの日は眠気がすごくて、思わずうつらうつらしてしまった部分もあり、勿体無いことをした。落語会へ行く日は体調を万全に!

2019年1月27日日曜日

20190126 昔昔亭A太郎独演会 vol. 4

内幸町ホール 19:00〜

野ざらし
しりる
(株)ほれうそ
タップダンス
仲入り
井戸の茶碗

 Vol. 2のときに台風で行けなかったので楽しみにしていたこの会。この日はチケット完売とのこと。盛況で何より。今日はタップの発表会ですか、という感じでたいへん楽しかった。


20190125 立川談笑一門会

武蔵野公会堂 19:00〜

談洲…浮世根問
吉笑…親子酒
仲入り
笑二…一眼国
談笑…シャブ浜

 今回は、談笑さんのシャブ浜ってやつを一度みてみたい!ということで行ってみた。談洲さんはマゴデシ寄席でみて以来一年ぶりくらいかと思うのだが、見事に化けた感があってすごくうれしかった。これからも化け続けていってほしい。吉笑さんも、なんだかんだ半年ぶりくらいなんだなぁと思っていたらこの日は古典をやるとのこと。普通にやります、といっていたけれどすごくおかしかった。親子酒はだれがやってもこういうものなのだろうか。作品そのもののおもしろさというか。
 笑二さんは初めて。お若いのに達者との評判だったが、なんというか、お客さんをのせるのがすごく上手なんだろうなと思った。気持ちよく客席全体をのっからせてくれるというか。上方はこういう雰囲気があったかもしれない。
 談笑師匠はやっぱり圧倒的力で引きずり込まれる。シャブ浜という噺自体は、私はよくわからないなぁという感じだったのだが、談笑さんを味わいつくした感があって、なんとも贅沢な時間を過ごしたな、と満足することひとしお。
 家から行きづらい場所だと思っていたけれど、行ってみたらまあ行けないことはないし、時間がちょっと遅いのがつらいが、また機会を見つけて行ってみたいと思う。


2019年1月20日日曜日

20190119 第476回花形演芸会

国立演芸場 18:00〜

神田桜子(前座)…講談「ジャンヌ・ダルク」
入船亭小辰…真田小僧
桂福丸…稽古屋
うしろシティ…コント
三遊亭萬橘…替り目
入船亭扇辰(ゲスト)…紫檀楼古木
母心…漫才
桂宮治…紺屋高尾

 いま落語家は東西あわせて900人くらいいるらしい。多いの少ないのかは判らないが、生きてる間に全員を見ることはできないね、という話になった。落語家と私、どちらが生きている間なのかは判らないが。じゃあ、なるべくまだ見たことのない人の出てるところへ行ってみよう、ということで今回のチョイス。国立演芸場へは一昨年の秋くらいに初めて行って、思えばこれが志ら乃師匠との初邂逅であった。
 実を言うとこの時の志ら乃師匠の印象はあまり良くなかったのだが、お相撲好き・スーパー好きなどの一面が紹介されるにつれて、その時はあまり愉快でなかった言動に対し「ああ、そういうことなのかな」と納得できるようになって受け入れられるようになり、今ではすっかりファンである。兄弟子のこしら師匠も少しこの傾向があるような気がしていて、なんというか誤解されやすい人たちというだけのことなんじゃないか、という気が今ではしている。
 話が逸れたが、全体的にバランス良く様々な個性の演者が揃っていて、お行儀の良いプログラムという印象だった。このお行儀の良さをいかにして壊していくか、という雰囲気も感じられて興味深い。扇辰師匠あたりから前のネタや今いない落語家への言及などが始まり、続いて母心は落語そのものをいじり、そしてこれが宮治さんの破壊的雰囲気の枕へと受け継がれ、本当におかしい。
 今回は講談や上方落語も入っていたので、いろんな人を見る、というテーマにはうってつけだった。今後も機会を見つけて、まだ会ったことのない人に会いに行こう。


2019年1月18日金曜日

20190117 新ニッポンの話芸in成城ホール

通算すると第41回 19:00〜
立川こしら…壺算
鈴々舎馬るこ…糖質制限初天神
仲入り
三遊亭萬橘…薮入り
トーク

 今回で成城ホールでの開催は最後とのことで、この会のこれまでの歩み的な展示などがあった。また、こしら師匠の発売前の書籍の先行販売があり、手ぬぐいセットというのがあったので購入。落ち着いて考えると手ぬぐいは不要だったかもしれない。が、まあいい。サインをしてもらってQRコードのスタンプを押してくれたので後で読み込もうとしたが反応しない。ダミーなのだろうか。
 その隣では馬るこ師匠がグッズ販売を行なっており、馬るこもちを売っていたようだが、こちらは購入できず。トークコーナーでこの餅を撒いていたが、ドンクサいを絵に描いたような人間なので、もちろんキャッチできず。絵に描いた餅ならぬ絵に描いたようにドンクサい人。
 落語の方は、まあいつも通りというかなんというか、とても楽しめた。馬るこ師匠は、いつもよりノってる感じがしたし、萬橘師匠もちょっといつもよりアツい感じがしたから、いつも通りではないのかもしれなかったけれど。
 次回からは会場が変わって、入りがよければ継続されるとのこと。行きやすそうな場所なので、チケット争奪戦にならなければいいのだが。


2019年1月15日火曜日

20190114 新しき哉!!

vol. 1 瀧川鯉八
下北沢「劇」小劇場 19:00〜

多数決…鯉八
ぷかぷか…鯉八
仲入り
にきび…鯉八
俺ほめ…鯉八

 この夜は、鯉八さんを堪能した。鯉八さんは下北沢の空気にとてもよく溶け込んでいる。鯉八さんに誘われて、自分の心の中をじっと静かに覗き込むような、そんな時間だった。鯉昇師匠同様、やさしげな中にもブレない強さが感じられて心地よい。またゆっくり見られる機会があるといいと思う。


20190114 渋谷らくご

ユーロスペース 14:00〜

春風亭百栄…猫おとこ
林家彦いち…青菜
橘家文蔵…転宅
立川寸志…三方一両損
前座 三遊亭金かん

 百栄さんをみたくて行ってみた今回、ベテラン勢に続いてトリが二ツ目の寸志さんという面白い番組で、立川流というものの魅力を改めて感じることができた。寄席に上がっていない立川流ではあるが、寄席のなかにある不文律やマンネリズムといったところから離れた場所で、自由に落語を演じる寸志さんの姿を目の当たりにして、これが家元のやりたかったことなのかもしれないなーなどと思う。もちろん私の勝手な思い込みによる解釈ではあるのだが。
 私は生前の談志を見たことはないし、正直なところ面白くないと思っていた。もうちょっというと、私にはよくわからない世界なんだな、って思っていた。今だって本で読んだり残された映像を見たりすることで、その人の凄さは判り始めたものの、落語の魅力ついてはまだまだ。それでも寸志さんの仕草や調子は談志そっくりで、まるで乗り移ったみたいに見えた。これって一体どういうことなんだろう。寸志さん。観察しなければならぬ対象が増えてしまった。またやられてしまったな、という久しぶりの渋谷らくごなのであった。


2019年1月13日日曜日

20190112 ざま新春落語会

ハーモニーホール座間 14:00〜

柳亭市朗…初天神
入船亭扇遊…権助芝居
瀧川鯉昇…二番煎じ
仲入り
入船亭扇遊…家見舞
柳家小菊…小唄・端唄・都々逸
瀧川鯉昇…宿屋の富

 開場の40分前に着くとすでに列が。やっぱり指定席じゃないとこうなるんだな。少し心が折れそうになるが仕方がないので列に並ぶ。並んでいる間にもらったチラシには次回落語会のお知らせもあり、馬石さんと小文治さんとのこと。馬石さんは寄席で見たときにおもしろかったので、次も来ようかなと算段しつつ時を過ごす。
 初めて扇遊さんをみたときに、他の出演者が若手ばかりだったせいか格式高そうだなーという印象だったが、こうやって改めてみてみると気のいいお兄さん風でとても素敵だった。
 鯉昇さんは、鯉八さんのお師匠さんということと、噂の無言の間というやつがみてみたくて、楽しみにしていた。少しポカンとしたような表情で、ゆっくりとあたりを見回すあの様子はなんとも言えないおかしさで、一日経ったいまも脳裏に焼き付いている。
 仲入りの時に夫が、ロビーで鯉昇さんのサイン本が売られている、という。すでに廃刊になっているそうで、あと2冊です!と売り声がしているので即購入。売り子さんに、サイン確認しますか?と言われたので、いやぁ大丈夫です、と言ったところ、確認しておいたほうがいいですよ、とおっしゃる。飾ってあるものは、売り子さんの私物で、サインした際のペンの先が少し潰れてきていて、文字が太くなっているという。なるほど、私が購入した方は比べると文字が細い。前座時代の部分が特に面白いですよ、と教えてくださった。なんだか味のある売り子さんだったが、一体何者なんだろう。
 今その本を読みはじめているが、鯉昇さんというものが作られていく過程がありありと浮かんで来る感じがして、じんとしてしまった。やわらかい雰囲気の中にも決してブレない何かがあるあの感じが、なんだか私の心にわだかまっていたカタマリを少しほぐしてくれたような気がして、心が軽くなった。いい時間を過ごさせてもらった。感謝。


2019年1月11日金曜日

20190106 第84回新春プラザ寄席

大田区民プラザ大ホール 18:00〜

ご挨拶
立川談笑…千早ふる
柳家喬太郎…夢の酒
仲入り
柳家花緑…平林
立川志らく…幇間腹

 下丸子で落語会が定期的に開催されているということは知っていて、ずっと行ってみたいと思っていたのだが、平日夜の開催がほとんどの為なかなか行くことができずにいた。今回はお正月休みを利用して、やっと来ることができた。開場の30分前くらいに着くと、全席指定にもかかわらずロビーは人でいっぱい。居場所を探して地下を彷徨う。この落語会、普段は大ホールではなく地下の小ホールでやっているらしいのでどんなホールなのか見てみたかったのだが、ちょっと外からはわからなかった。
 大ホールは、私が大昔所属していた市民吹奏楽団が演奏会の会場に使っていたところで、とても懐かしい…が、時が経ちすぎていて内装が変わったような変わってないような、記憶が大分薄れていて、本当に懐かしいっていうんだろうかこういうの。幕が上がると、談笑さんと志らく師匠が少々困ったような表情で並んで座っている。なんだかもうその様子だけで可笑しい。
 このご挨拶は、主催者側からのリクエストだったらしく、何しゃべったらいいのかねぇ、って言いながら結構ノリよくしゃべる志らく師匠と、それをうまく拾って納める談笑師匠のコンビネーションが素晴らしい。この後の高座返しでかしめさんの姿が。かしめファンとしては開口一番聞きたかったな、という気持ちも。
 今回前から3列目とかなり前の方の席だったので、演者の表情もよく見える。談笑さんは本当にいい表情で、笑った顔にも種類が色々あってそれだけで笑ってしまう。喬太郎さんは私の期待値が高すぎたのだろうか、ちょっと入れなかった。花緑さんはお行儀のいい人かと思っていたら破壊的なおもしろさだった。志らく師匠、実は前回みた時あんまりだったのだが今回はもう、ものまねしたり歌ったりと、次から次へと手を変え品を変えのサービスっぷり。この会との付き合いも長いとのことで、そのせいかもしれない。会の主催者によってけっこう内容が変わるのだということが、とてもよくわかる出来事だった。今後そのあたりにも注目していけたら、と思う。
 

2019年1月10日木曜日

20190105 新宿末廣亭初席

第1部(途中から)
三遊亭とん馬…小噺・かっぽれ
古今亭寿輔…
やなぎ南玉…独楽
三遊亭円輔…
三遊亭遊三…親子酒
中入り
昔々亭桃之助…草津・新幹線・レンジのはなし
雷門助六…目薬
東京太・ゆめ子…漫才
春風亭柳太郎…温泉にでた幽霊のはなし
桂南なん…初天神
宮田陽・昇…漫才
柳家蝠丸…彦六・志ん生・日本昔ばなし
笑福亭鶴光…師匠のはなし
東京ボーイズ…
春風亭昇太…看板のピン
第2部
幸吉…
神田真紅…
桂夏丸…英語のはなし
新山真理…漫談
三遊亭円丸…宮戸川
三遊亭遊吉…芋だわら
東京丸・京平…漫才
桂伸乃介…不美人のはなし
三笑亭夢太朗…時そば
桧山うめ吉…端唄・おどり
三遊亭小遊三…夢のはなし
中入り
桂文月…
神田紫…曽呂利新左衛門
桂竹丸…一門のはなし
林家今丸…紙切り
桂富丸…飛行機のはなし
三笑亭茶楽…紙入れ
宮田章司…江戸売り声
桂歌蔵…熊の皮
桂歌春…バブのはなし
翁家喜乃・喜楽…太神楽
桂米助…猫と金魚
第3部
寿獅子
昇咲…新年の挨拶
桂鷹治…悋気の独楽
笑福亭羽光…俳優
桂宮治…
昔々亭A太郎…おじいちゃんのはなし
ニュースペーパー…コント
瀧川鯉橋…粗忽の釘
昔々亭慎太郎…息子の日記
三遊亭円馬…代書屋
小泉ポロン…奇術
桂文治…松山鏡

 初席初体験で初2階席。第1部と第2部は2階席で観ていたが、第3部からは1階席のみということで移動。2階は結構ゆったりしていて良かったんだけどな。全体通してとにかく高速回転で、こちらも少々目の回る思いがする。第3部の前座さんの持ち時間はなんと45秒とのこと。秒刻みのスケジュールってよく言ってるけど本当だったんだな。
 はじめて見る人もたくさん。昇太さんは思った以上に黒い部分を出してきていてよかった。うめ吉さん、お座敷芸っぽいけどお話も面白かった。米助さんは、突撃!隣の晩ごはんしか知らなかったけどちゃんと落語をやっていた。
 最近羽光さんがおもしろい。らくごのデンパでのトークと落語、シブラクのポッドキャストで流れていたやつもめちゃくちゃ笑った。あとA太郎さんがお客さんをいじっているのは初めて見た。
 年始早々寄席で過ごせて幸せな1日だった。よい年になりますように!


2019年1月9日水曜日

20190104 こしらの集い

お江戸日本橋亭 19:00〜

かしめ…鉄砲勇助
こしら…湯屋番
こしら…ちきり伊勢屋

 今回はお正月休み中でタイミングが良く、久しぶりで参加することができた。メインは年末の西成の話か。鉄砲勇助とちきり伊勢屋は初めて聞いた。つくづく、この会はなるべく頻繁に行った方がいいのだろうな、と思う。どうやら私はこしら師匠の本当の面白さがまだ解っていないようだな、ということが今回はっきりと感じられたから。ずっと見続けてきた人だけが共有できる面白さなのかもしれない。思えばうすうすは感じてきたのだが、今回はそれがよりはっきりとした感じ。少し残念だが、まあそういうこともあるさ、と受け流していこうと思う。

幼稚園の頃を思い出す飾り付け。かわいい。


2019年1月8日火曜日

20181230 天満天神繁昌亭昼席

第640週 (2018年12月24日〜2018年12月30日)
桂ちょうば第4回繁昌亭若手噺家グランプリ優勝記念ウィーク

笑福亭智丸…大安売り
桂弥太郎…転失気
桂雀太…代書
記念口上(ちょうば・雀三郎・仁福・出丸(司会))
桂ちょうば…皿屋敷
笑福亭仁福…寝床
仲入り
ラッキー舞…太神楽
桂出丸…上燗屋
林家うさぎ…手水廻し
桂雀三郎…二番煎じ

 年末年始は近畿方面へ旅することになったので、ぜひ上方落語を生で見てみたい!ということで、まずは大阪へ入り天満天神繁昌亭へ直行。11:00ごろ会場に着くと、チケットを買う人たちなんだろうか、長蛇の列ができていてちょっとビビる。12:30の開場まではまだ時間があるので、周囲をうろつきながら時間をつぶす。今回は事前にプレイガイドでチケットは購入していたので、あとはチケットに印字された番号順に入場することになる。
 小さめのホールぐらいの大きさで、落語を楽しむのには丁度いいサイズ。寄席として作られた小屋なので、まあ当たり前なんだが。声に出してツッコミを入れながら楽しむお客さんが結構いたり、演者のほうもお客さんいじりは抜かりない。これまた当然なことながら、やっぱり東京の寄席と比べると全然雰囲気が違う。リラックスして安心して笑っていられる。高座と客席のコミュニケーションが本当に楽しい、ものすごく幸せな時間だった。
 一番印象に残ったのは、今回の主役であるちょうばさん、ではなく雀太さん。勢いというかパワーというか、ザ・関西、みたいな感じで、破壊的おかしさだった。第13回繁昌亭大賞というのをとられた方だそうで、どうりでと納得。この回のトリは予定では塩鯛さんだったのだが、体調をくずされたとのことで、代演で雀三郎さん。雀太さんはこの雀三郎さんのお弟子さんである。で、この雀三郎さんはヨーデル焼肉の歌がヒットした方だそうで、落語家じゃなくて歌手と言っているそう。なかなかシャレも効いていてステキである。
 はねて外へ出ると、出演者が揃いの法被でお見送りをしてくれるのがうれしい。しかし着物を洋服に着替えて、眼鏡をかけていたりすると誰だかわからない人もいたりする。そのへんのフツーのおにいちゃんである。まあ雀太さんなんだけど。最後まで大満足で楽しむことができた。例によって、はじめはちょっとみてみようという気持ちで、一回みたらまあいいかぐらいの心算であったのが、これはまた来なくてはならないな、という気持ちになってしまったので、今後も機会をつくってチャレンジしていきたいと思う。あ〜楽しかった。


20240928 もっと!新ニッポンの話芸スピンオフvol.4

 内幸町ホール 19:00開演 立川こしら 鈴々舎馬るこ 広瀬和生(トークのみ) ゲスト:柳亭信楽 ナツノカモ 信楽…お馬さん ナツノカモ…最後の夢 こしら…高田馬場 仲入り 馬るこ…怪談長短 アフタートーク  「新ニッポンの話芸ポッドキャスト」を聴いていると2倍、いや100倍楽...