島田市金谷生きがいセンター 夢づくり会館 大ホール 12:30〜
【一回戦】
<第1試合>
六松亭柴助(ろくしょうてい しばすけ)九州大学3年…パンティーこわい
ぷりん亭芽りん(ぷりんてい めりん)神戸女学院大学2年…四人癖 JK ver.
ながら家走太郎(ながらや らんたろう)岐阜大学院2年…熊の皮
<第2試合>
立の家喜天烈(たつのや きてれつ)立命館大学3回生…片棒
恋せ家おと女(こいせや おとめ)東京経済大学4年…権助提灯
金香亭三色(こんこうてい みしき)二松學舎大学3年…死神
<第3試合>
神類亭爆笑仙人(じんるいてい ばくしょうせんにん)福岡大学3年…まくら?火垂るの墓?
いかれ亭乱痴気(いかれてい らんちき)桜美林大学4年…瓢箪長屋
立命亭写楽斎(りつめいてい しゃらくさい)立命館大学2回生…天災
<第4試合>
立命亭鯛團(りつめいてい だいまる)立命館大学2回生…猫魔寺
二松亭桜二郎(にしょうてい おうじろう)二松學舎大学4年…天狗裁き
富士見亭りこ一(ふじみてい りこぴん)法政大学3年…茶の湯
【準決勝】
<第5試合>
ぷりん亭芽りん…弟子インターナショナル
恋せ家おと女…if芝浜
<第6試合>
立命亭写楽斎…崇徳院
二松亭桜二郎…まんじゅうこわい
【三位決定戦】
<第7試合>
恋せ家おと女…紙入れ
立命亭写楽斎…阿弥陀池
【決勝】
<第8試合>
ぷりん亭芽りん…じゅげむ
二松亭桜二郎…七段目
審査員
広瀬和生、月亭遊方、桂文治、奥山景布子、中島泰貴
司会
鈴々舎馬るこ
昨年まで岐阜で行われていた「てんしき杯」のあとを継いで、今年1回だけという限定企画で行われた広瀬杯に行ってきた。ときどき沼津の知人を訪ねることがあり、東海道線の「島田行き」というものの存在は認識していたので、島田なら行きやすそうじゃん!少なくとも岐阜よりは近いし、と思って行ってみたら結構遠かった。静岡県は東西に長い。その長さ、なめたらあかん。
出場者の選抜については、関東4名、関西4名、東海2名、九州2名を学生主体で選出し、12名を決定。関東・関西ブロックは予選を行い選出、東海ブロック、九州ブロックについては公に予選のようなものはなかった様子。最終的に東海ブロックのエントリーが1名だったため、母数の多い関東に1名分枠を移す形となっていた。(参考:https://logimono.com/rakugo/2019/07/02/東海・九州地区のトーナメント出場者決定!/)
試合開始前に出場者の紹介があったのだが、1名がまだ会場へ向かっている途中で到着しておらず、出番に間に合わなければ失格という。いかにも落語、で出来過ぎなくらい。第1試合のトップバッター柴助さん、のっけから強烈なパンチを繰り出してきた。この後、演者も審査員も「自分もパンティーって言いたい」ムーヴメントが最後まで続くという。柴助、おそろしい子!芽りんさん、はじめて聞いた噺だったのでちょっとその巧さが瞬間はわからなかったけれど、古典落語だということがわかると、なるほどな!と。走太郎さん、すごくチャーミングで陽性の空気を醸し出していて好感をもった。第1試合の勝者は芽りんさん。
第2試合は全員古典だったわけだがこれがまたそれぞれ本当によく考えられている感じがして、ものすごく楽しい。喜天烈さんのギャグを散りばめた片棒は、ホント大学生なのかなってくらい上手だし、三色さんの死神も、途中独自の展開などが入っていてなかなかやるな、と思った。そして勝者となったおと女さん、強烈なキャラづくりが功を奏していた。おかしすぎて、思い出してまた笑ってしまいそう。
そして波乱含みの第3試合へ。到着の遅れた爆笑仙人さんはじめ、間違えて別人のめくりを持って来ちゃった乱痴気さん。おもしろすぎる。そんな中フツーさアピールの写楽斎さん。爆笑仙人さんは、ちょっとヒリヒリする場面があったけど、きっと彼はそうまでしても言いたかった何かがあったんだろうな、などと想像を巡らせる。ちょっと空気が悪くなってしまい、それを立て直そうとした乱痴気さん、大奮闘したせいかハプニングが。勝者の写楽斎さん、テンポが心地よくてすごく聞きやすく、噺に引き込まれた。
つづく第4試合、鯛團さんの猫魔寺、はじめて聞いた噺だったけれどサゲはオリジナルだったんだろうか。桜二郎さん、なんて達者なんだ!笑いもセンスがよくて玄人はだし。つづくりこ一さんも達者だしサラッとしてて格好いいし、ちゃんと笑わせてくれる。ここでの勝者は桜二郎さん。
準決勝へと進み、12人中勝ち残ったのは4人。楽しすぎるこの会も終わりが見えて来ちゃって、早くもなんだか少し寂しい気持ちになる。芽りんvsおと女の戦いは、芽りんさんの勝利。弟子インターナショナル、めちゃくちゃおもしろいからブルーレイディスク発売されたらみんな買って見たらいいと思う。if芝浜もめちゃくちゃいいと思ったんだけどな。勝負の世界は厳しい。写楽斎さんの崇徳院は大胆にカットして演じたことによって話の流れがわかりやすくてとても良かった。折り込んで来たギャグも最高。桜二郎さんは、この日はここが頂点だったのかな、と後から思ったりもするけれど、まくらもちゃんと繋がっていて素晴らしいなと。そして3位決定戦、さすがに3席目ともなると疲れが見えて来た感じもしたが、おと女さん写楽斎さん共に独自の工夫が光っていてステキだった。
そして決勝、芽りんvs桜二郎。優勝は芽りんさん。どちらも最後まで全力投球で素晴らしい口演だった。そして勝者発表のあの瞬間、思い出すと泣いちゃいそうである。芽りんさん、おめでとう!
学生落語選手権ってどんなもんなんだろう、行って見たいな、と思っていたらてんしき杯中止、それを受けて今回の開催で、関係者や出場者は本当に色々苦労があっただろうと察する。エントリーから選抜、そして広瀬杯本選へという設定に不満のある向きもあったのかもしれない。しかし最終的にこうしてあの場所に立ち会うことができてうれしかったし、他の人々もそうだったろうと思う。
勝者を決めるというコンセプトなので仕方がないんだけど、甲乙つけがたいってやつで全員本当に面白いし達者で、何より全力で楽しませてくれる。そして試合ごとに、審査員の先生方の講評を聞けるのが楽しい。来年は東京で開催されるそうなので、誰かここを見ている人で興味を持った人が東京近郊にいたら、ぜひ会場へ足を運んでみてほしい。
そして、やっぱり落語って演者に会いに行ってるんだな、ということなど改めて感じる。学生だとかプロだとか、そういう背景をなしにしても、演者として身を呈して、己をさらけ出して表現というものをして他者を楽しませる人は本当に貴重だし有難い存在だ。だから私はそういうすべての表現者を、ジャンルとか年齢とか経験とか関係なく、全員リスペクトしています、本当に。最後になりましたが、この度は、こんなステキな会を開催してくださって本当にありがとうございました!明宝ハム、食べたい!
2019年8月25日日曜日
2019年7月31日水曜日
20190727 第11回 落語ぬう 新作打ち上げ花火
お江戸日本橋亭 18:00〜
三遊亭ぐんま…銭湯最前線
三遊亭白鳥…悲しみはビックリガードに向けて
柳家小ゑん…顔の男
仲入り
トーク(円丈・駒治・たん丈)
古今亭駒治…さよならヤンキー
三遊亭円丈…いたちの留吉
ぐんまさん、いろんな笑いのポイントを盛り込んできていて、今も思い出すとニヤニヤしてしまう。そして白鳥さんのやんちゃっぷりが本当におかしい。小ゑんさんは喉の調子がよくないとのことだが、いやはやそんなことは忘れてしまうくらい笑わせてくださった。駒治さんは勢いがすごい。勢いだけでなく、こんなすごい人がいたんだ、と発見した気分。円丈さんは客席にも参加を促しつつ落語の世界へ。
こうして振り返ってみると超豪華メンバーである。いろんな世代の噺家さんの新作が一堂に会するこの機会に居合わせることができて、しあわせー。結局のところ、やっぱり新作が好き、なんだぜ。
三遊亭ぐんま…銭湯最前線
三遊亭白鳥…悲しみはビックリガードに向けて
柳家小ゑん…顔の男
仲入り
トーク(円丈・駒治・たん丈)
古今亭駒治…さよならヤンキー
三遊亭円丈…いたちの留吉
ぐんまさん、いろんな笑いのポイントを盛り込んできていて、今も思い出すとニヤニヤしてしまう。そして白鳥さんのやんちゃっぷりが本当におかしい。小ゑんさんは喉の調子がよくないとのことだが、いやはやそんなことは忘れてしまうくらい笑わせてくださった。駒治さんは勢いがすごい。勢いだけでなく、こんなすごい人がいたんだ、と発見した気分。円丈さんは客席にも参加を促しつつ落語の世界へ。
こうして振り返ってみると超豪華メンバーである。いろんな世代の噺家さんの新作が一堂に会するこの機会に居合わせることができて、しあわせー。結局のところ、やっぱり新作が好き、なんだぜ。
20190727 ひぐらし亭
にっぽり館 11:00〜
おしゃべり(萬橘・たけ平・兼太郎)
まん坊…平林
兼太郎…夏泥
たけ平…袈裟御前
仲入り
萬橘…鮑のし
トークからスタート。のっけから、ゲスト兼太郎さんの個性が引き出されていたと思う。続くまん坊さん。エラそうな言い方だけど、本当に上手くなった。初めて伺ったのが2018年の3月なので、まだ1年ちょっとしか経っていないのに、こんなに変わるものなんだな、と。
たけ平さん、この日はちょっと寄席の雰囲気だった気がした。ご常連の方がいらしたのだろうか。そして萬橘さん。笑いすぎてあんまりよく憶えていない、というくらい、本当に死ぬほど笑った。
もうすでにお腹いっぱいだが、このあと夜はお江戸日本橋亭で落語ぬう。
おしゃべり(萬橘・たけ平・兼太郎)
まん坊…平林
兼太郎…夏泥
たけ平…袈裟御前
仲入り
萬橘…鮑のし
トークからスタート。のっけから、ゲスト兼太郎さんの個性が引き出されていたと思う。続くまん坊さん。エラそうな言い方だけど、本当に上手くなった。初めて伺ったのが2018年の3月なので、まだ1年ちょっとしか経っていないのに、こんなに変わるものなんだな、と。
たけ平さん、この日はちょっと寄席の雰囲気だった気がした。ご常連の方がいらしたのだろうか。そして萬橘さん。笑いすぎてあんまりよく憶えていない、というくらい、本当に死ぬほど笑った。
もうすでにお腹いっぱいだが、このあと夜はお江戸日本橋亭で落語ぬう。
2019年7月25日木曜日
20190723 気になる三人かい…
町田市民ホール 18:30〜
(前座)春風亭与いち…熊の皮
春風亭一之輔…お見立て
仲入り
三遊亭萬橘…真田小僧
柳家三三…お化け長屋
開口一番「まってました!」の声に、絶対ウソでしょプログラムのってないし、と返す与いちさん。仲入り後、なんの声もかからないことをなじり始める萬橘さん。そしてさらにそれをネタに萬橘さんをいじる三三さん。後半中座されるお客さんも2名ほどいじられていて、ハプニング満載の楽しい会だった。
三三さんを長津田の会で初めて見たのは2年ほど前だっただろうか。トリで大工調べをやっておられた。その時の印象は、普通にうまい人なのかな、という感じで、こんなに笑わせてくる人だとは知らず、良い意味で裏切られた。
萬橘さんが「気になることはいっぱいあるんですけどね…」と何度か言っていたのだけれど、ハプニングが起こったために、気になることの全てを聞けていないような気がして、私は今そのことがとても気になっている。
(前座)春風亭与いち…熊の皮
春風亭一之輔…お見立て
仲入り
三遊亭萬橘…真田小僧
柳家三三…お化け長屋
開口一番「まってました!」の声に、絶対ウソでしょプログラムのってないし、と返す与いちさん。仲入り後、なんの声もかからないことをなじり始める萬橘さん。そしてさらにそれをネタに萬橘さんをいじる三三さん。後半中座されるお客さんも2名ほどいじられていて、ハプニング満載の楽しい会だった。
三三さんを長津田の会で初めて見たのは2年ほど前だっただろうか。トリで大工調べをやっておられた。その時の印象は、普通にうまい人なのかな、という感じで、こんなに笑わせてくる人だとは知らず、良い意味で裏切られた。
萬橘さんが「気になることはいっぱいあるんですけどね…」と何度か言っていたのだけれど、ハプニングが起こったために、気になることの全てを聞けていないような気がして、私は今そのことがとても気になっている。
20190719 三遊亭萬橘・瀧川鯉八 vol. 2
内幸町ホール 19:00〜
三遊亭まん坊…桃太郎
瀧川鯉八…多数決
三遊亭萬橘…千両みかん
仲入り
三遊亭萬橘…富士詣り
瀧川鯉八…長崎
鯉八さんの多数決は何度目かわからないけれども、だんだん磨かれていく感じがする。萬橘さんの枕にて、会の名称が「まんぱち」になりました、とのこと。「ぱーまん」でもよかったんですけどもね、とも。パーマン?
そして、ちょっと自虐ネタっぽいのを入れつつ鯉八さんを持ち上げる萬橘さん。持ち上げるフリして実は自分が一番面白くなってるっていう。萬橘…おそろしい子!
問題作、鯉八さんの長崎が聞けてうれしい。長崎には数年前に初めて旅行したのだけれど、また近々行きたくなった。
次回の開催も決まっているようなので、こちらも楽しみである。
三遊亭まん坊…桃太郎
瀧川鯉八…多数決
三遊亭萬橘…千両みかん
仲入り
三遊亭萬橘…富士詣り
瀧川鯉八…長崎
鯉八さんの多数決は何度目かわからないけれども、だんだん磨かれていく感じがする。萬橘さんの枕にて、会の名称が「まんぱち」になりました、とのこと。「ぱーまん」でもよかったんですけどもね、とも。パーマン?
そして、ちょっと自虐ネタっぽいのを入れつつ鯉八さんを持ち上げる萬橘さん。持ち上げるフリして実は自分が一番面白くなってるっていう。萬橘…おそろしい子!
問題作、鯉八さんの長崎が聞けてうれしい。長崎には数年前に初めて旅行したのだけれど、また近々行きたくなった。
次回の開催も決まっているようなので、こちらも楽しみである。
20190715 第136回グリーンホール八起寄席
相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館) 多目的ホール 14:00〜
(前座)立川花修…道灌
桂竹千代…古事記
立川談修…ちりとてちん
仲入り
神田鯉栄…赤垣源蔵 徳利の別れ
三遊亭上楽…転宅
祝日ということもあってか、ほぼ満席。前座の花修さんは入門3ヶ月だそうで、談吉さんよりは後だが、実質一番弟子ということになるのだろうな。とても落ち着いた雰囲気で、これから先どうなっていくのか楽しみ。
竹千代さんと鯉栄先生は割とテンション高くいく感じ。対して談修さん上楽さんは割と淡々とした雰囲気で、ちょうど良いバランスがとられているようにも感じられた。
この会に講談が入るのは珍しいようで、次は何年後?次回9月も祝日開催。
2019年7月14日日曜日
20190713 第224回ざま昼席落語会
ハーモニーホール座間 小ホール 14:00〜
柳亭市朗…まんじゅう怖い
立川談幸…青菜
橘家圓太郎…猫の災難
仲入り
橘家圓太郎…小言念仏
立川談幸…井戸の茶碗
市朗さんのまんじゅう怖い、入りが初めて聞いた形だった。ちょっとロングバージョン?
談幸さん、念願叶って座間で伺えるとはありがたい。サラッとした中に散りばめた、いたずらっぽさがチャーミング、こちらも自然と笑みが出る。圓太郎さん、チクリと刺しつつも全体的には茶目っ気たっぷりで、私的には、これだよこれ〜、と膝を打ちたくなるような口演だった。
毎回大満足のこの会、私はまだ通い始めて数えるほどだが、224回も続いているとは恐れ入る。これからもできる限り足を運びたいと思う。
柳亭市朗…まんじゅう怖い
立川談幸…青菜
橘家圓太郎…猫の災難
仲入り
橘家圓太郎…小言念仏
立川談幸…井戸の茶碗
市朗さんのまんじゅう怖い、入りが初めて聞いた形だった。ちょっとロングバージョン?
談幸さん、念願叶って座間で伺えるとはありがたい。サラッとした中に散りばめた、いたずらっぽさがチャーミング、こちらも自然と笑みが出る。圓太郎さん、チクリと刺しつつも全体的には茶目っ気たっぷりで、私的には、これだよこれ〜、と膝を打ちたくなるような口演だった。
毎回大満足のこの会、私はまだ通い始めて数えるほどだが、224回も続いているとは恐れ入る。これからもできる限り足を運びたいと思う。
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