2018年8月5日日曜日

20180804 亀有はなし処 其の二

かめありリリオホール 15:00
三遊亭まん坊黄金の大黒
三遊亭萬橘真田小僧
林家たけ平目黒のさんま
オーパーツ透視術
立川志の春井戸の茶碗
 27歳まで東京に住んでいたのになぜか東の方にはあまり縁がなく、このほど亀有に初上陸を果たした。改札を出てすぐのバスロータリーの側に両さんの像があった。ワキの男女二人(漫画読んでないし、アニメもあまり見てなかったのでよく知らない)も一緒であった。ホールのある建物は、駅から徒歩30秒くらいのところにあるイトーヨーカドーの中なので、初上陸なのにほとんど何も見ずに帰ってきた。
 前夜のこしらさんの会で抜かれた生気を取り戻すべく、というわけではなく、一度行ってみたいと思っていた谷中はなし処の出張公演で、ちょうど予定もなかったので行ってみたというわけだ。大きなホールだったが、割と前の方の真ん中の席が取れてラッキーだった。

 萬橘さんはさすがの盛り上げ上手で、この日もいい感じだった。たけ平さんと志の春さんはお初。たけ平さんはゆるっとしていて、どちらかというとお年を召した方々に人気がありそうだと思った。そう、この時の私はこのゆるさを求めていたんだよ!前夜の疲れが癒された。志の春さんは英語の人としての認識しかなかったのだが、そこは全く関係なしにとても上手い人、とこの言い方は上から目線のようであまり好きでないのだが、本当に安心して楽しめるのが心地よかった。ちょっと侮っていた。ごめん。かくして私の心の平穏は取り戻されたのであった。


20180803 こしらの集い

お江戸日本橋亭 19:00
かしめたらちね
こしら反対俥 上・下
 かめ'sミーティングからの。かしめさんのたらちねは、細かいところを大胆にカットすることで主要な部分がクリアになっていて、笑わせる部分も強調されている。それによって会場も一体感が増す。デキる。なんてデキる人なんだ。高座の上のかしめさんが眩しく見えた。
 こしら師匠。なんだか、ものすごく疲れた。エネルギーというか、残り少ない若さを吸い取られたような心持ちだ。全体的に大変密度が高く、矢継ぎ早に次の手を打ってこられるので、本当に油断のならない会だ。ぼんやりしていると、置いていかれる。緩急のリズムも絶妙で、ひとときも我々客の心が離れることを許してはくれない。家に帰ってから色々思い返していて、ものすごく寄席に行きたくなった。あのゆるい感じがとても恋しい。そんなに寄席に通っているわけでもないのだけれど。

 この心を不安定にさせる感じは何なのだろうか。そして前にどこかで経験したような気がして、懐かしい感じもある。アングラ?もちろん今はもうすでに、あの毒気の強い空間にまた行きたくなっている。

2018年8月4日土曜日

20180803 かめ'sミーティング

お江戸日本橋亭 17:15
ん廻し立川かしめ
悋気の独楽立川かしめ
 平日の夕方早めの時間ということで、お勤めの方にはなかなか行きづらい時間設定。しかもかしめさんは、もうすぐ二つ目になられるかもしれないということもあって、もしかしたらあと数回でおしまい、ということになるかもしれない。レア感ただよう会である。

 言い間違いを自らいじって面白くしていく、漫才のボケとツッコミを一人でやっている感じのやつが、余裕を感じられてかっこよかった。二席やったあと、トークが聞けるのもうれしい。ふわっと力が抜けて、心地よかった。この会の後別枠でこしら師の独演会という、この流れもあと少しかもしれない。

2018年7月26日木曜日

20180719 こはる ぴっかり☆ 定例会

5回 成城落語応援会 特別編
成城ホール
金原亭駒六ざる屋
立川こはる十徳
春風亭ぴっかり☆…転宅
仲入り
春風亭ぴっかり☆…うばすて山
立川こはる品川心中
 ぴっかりさんは、ぽっぽさん時代に、いーふろん亭に出ていたのを見ていたので、なんとなく身近に感じていたのだが、5年ほど前であっただろうか、下北沢での「笑の大学」落語版を観に行った時に出ておられたのがお初で、今回はそれ以来まだ2回めなのであった。いーふろん亭では、ぽっぽちゃんカワイイ、ぽっぽちゃんカワイイ、とまんきつさん(当時はきつつきさん)が連呼しつつ、思わずぽっぽちゃんのものと思しき靴の匂いをそっと嗅いだ、という話をしていたことも印象深い。私はといえば、そんなかわいかったぽっぽちゃんも、すっかり大人のオンナになったのだなぁと感慨深い思いで見つめていたのだった。

 仲入り後のトークで、女性演者5人によるユニット「輝美男五」の旗揚げ公演の紹介がされていた。すでにツイッターでチケット先行販売の案内があって、はじめは買う気マンマンで待ち構えていたのだが、まんきつさんの独演会とかぶっていることが判明し、そちらへ流れてしまったのであった。美しい女性5人の公演も捨てがたかったのだがいまもってなお、臍を噛む思いなのである。

2018年7月22日日曜日

20180716 グリーンホール八起寄席

130回 14:00開演 グリーンホール相模大野多目的ホール
瀧川鯉佐久…狸の鯉
立川こはる天災
瀧川鯉橋質屋蔵
仲入り
コント青年団
三遊亭愛楽薮入り
 今回もこはるさんがお目当て。5年ぶりとのこと。私がこはるさんをはじめて見たのが、このグリーンホール八起寄席だった。ということは、もうあれから5年なのかと感慨深い。実は私が落語を自らすすんで見にいくようになったきっかけというのは、この5年前のグリーンホールの八起寄席だった。しかもこの時、こはるさんを見て落語ってこんなに面白いのか、と気がついたことが始まりなのだ。そのときの感想を少し思い返してみると、まずは「こはる」というめくりを見て、女性だな、と思った。あたりまえといえば、あたりまえなのだが、この「女性」という先入観をあらかじめ自分の中にもつ、ということが重要で、彼女は女性性をあえて捨てることによって、キャラを立てることに成功している、とか説明するとなんかすごいつまんないのだが、とにかくそこの部分をひと言で説明しようとすると、ギャップ萌え、とかそういう感じの言葉が今のところはしっくりくるような気がする。

 ギャップ萌えでキャラが立ちすぎている演者のつらいところは、そこから抜け出すのが非常に難しくなってくるということに尽きると思うのだが、裏を返せば、それはつかみとしては最強のアイテムであることも確かだ。まずはつかみで大成功。これからどんな噺家さんになっていくのか、とても楽しみな方なのである。

2018年6月21日木曜日

20180616 新宿末廣亭6月中席

昼の部
福引(論に負けず)
春風亭昇也動物園
春本小助・鏡味小時太神楽
神田陽子講談 唐人お吉
桂文月堀の内
新山ひでや・やすこ漫才
三遊亭萬橘一目上がり
三遊亭遊之介真田小僧
江戸家まねき猫物まね
三遊亭金遊開帳の雪隠
三遊亭圓馬鮑のし
北見伸奇術
桂米丸
中入り
瀧川鯉橋元犬
チャーリーカンパニーコント
柳家蝠丸
昔々亭桃太郎お見合い中
林家今丸紙切り
桂歌春火焔太鼓
夜の部 途中まで
春風亭昇りんたらちね
桂鷹治ちりとてちん
小泉ポロン奇術
春風亭愛橋のっぺらぼう
桂枝太郎
東京丸・京平漫才
桂歌若転失気
三遊亭遊吉紀州
ぴろき漫談
立川談四楼蝦蟇の油
三遊亭遊三たがや
中入り
玉川太福
 この日は昼の部の萬橘さんに加えて、夜の部の談四楼さんを目当てに。そして、うれしいことに松之丞さんの代演で太福さんが!はじめての太福さんは、インターネットの画像などで見ていたのよりスマートで男前、そして迫力の唸りだった。客席もものすごい盛り上がりで、その人気ぶりがうかがえる。
 昼の部の前座さんは調べきれなくて、お師匠さんはどなたなのか不明。めくりには福引さんとあったことだけは、確かなんだが。物まねもはじめて見たし、講談もこうしてゆっくり聞くのははじめてだったかもしれない。桃太郎さんは奇妙っぷりを炸裂させていて、あぁA太郎さんは師匠の技をきちんと受け継いでいるんだなと感慨ぶかい。
 夜の部、奇術のポロンさんは、トークでちょっと怪しい雰囲気を演出しながらの笑いへ持っていく感じが好きだ。京丸・京平さん、大変なものをみてしまった感満載。すごい。とにかくすごいから一度見てみて、とみんなに言いたい。ウクレレ漫談でおなじみのぴろきさんも、一度見たいと思っていたのでラッキーだった。

 今回は、芝居全体としてアツい盛り上がりを見せていたように思う。こんなに長い時間をたのしく過ごせるとは思っていなかったので、途中で切り上げず最後までいればよかったかな、というのが心のこりといえば心のこり。

2018年6月19日火曜日

20180608 第5回立川こはる独演会

新宿文化センター 小ホール 19:00
お菊の皿
岸柳島
~仲入り
青菜
 めずらしく、ふらりと当日でいった。開口一番はなし。マクラ長めで、あっという間に30分。お菊の皿。たとえ幽霊でもいいから綺麗な女性が見たい!というところに、妙に共感してしまったのはなぜだろう。その後のドタバタっぷりも目にうかぶようで、さすが。
 岸柳島は、はじめて聞いた。終盤船がとって返す場面が大勢でドタバタする感じで、やはりこのドタバタ感が最も印象にのこった。不特定多数の人物に焦点が当たるような場面は、何かしらの説明を要する。そのことによって、その場面が客観的イメージとしてインプットされるため映像的に印象に残りやすい、ということなのだろうか。

 ひるがえって青菜は、テキスト的に捉える感覚だった。例の隠しことばがあるせいかもしれない。こうして並べてみると、どの噺もアウトプットされる方法自体は変わっていないのに、自身の捉え方には真逆ともいえる変化がある、という大変興味深い体験だった。

20240928 もっと!新ニッポンの話芸スピンオフvol.4

 内幸町ホール 19:00開演 立川こしら 鈴々舎馬るこ 広瀬和生(トークのみ) ゲスト:柳亭信楽 ナツノカモ 信楽…お馬さん ナツノカモ…最後の夢 こしら…高田馬場 仲入り 馬るこ…怪談長短 アフタートーク  「新ニッポンの話芸ポッドキャスト」を聴いていると2倍、いや100倍楽...